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{非戦闘用}プロメテウス(アザリエル)

推定年齢:不明 性別:男、または女。なんでも行ける。口調的には男 種族:天使 元天使であり、死神の称号は人々が勝手につけたもの。 彼は神々との戦争を疑ったことは無い。全ては人の世を作る為。人が人として生きれる世界を作る為。 ある作戦を遂行するまでは、そう思っていた。 ↓めっちゃ長い説明。 旧世界の主義を掲げる神々VS人の世を思う彼ら新生主義の神々の戦いの生き残り。 空白の百年戦争と呼ばれ、この戦争が勃発する前は別の神同士で破壊戦争を起こしていた。 絶対神的存在のユグドラシル。破壊戦争により力は弱体化したとは言え、それでも概念、法則、理論を支配する絶対神の力は劣らず。 百年戦争によって多くの犠牲を出したのは言うまでもない。 ――空白の百年戦争、その影で燃え続けた原初の火―― かつて世界は、旧世界の価値を守ろうとする神々と、人の世の未来を望む新生主義の神々が争った「空白の百年戦争」によって荒廃した。 戦争の根にあったのは、絶対神ユグドラシル。 概念・法則そのものを操る万能の存在は、他種族の神々との破壊戦争を経て弱体化しながらも 世界の根を支配し、恩恵と制約を神々へ強制する暴君と化していた。 歪んだ因果律は存在しなかった生死の概念を作り上げ、曖昧にし、神も人もゾンビのようにさ迷う。ある時は一方的に虐殺され、ある時は一方に生を産む。 抗えぬ運命に、ついに神々の一部は反旗を翻す――新生主義の誕生である。 その中心核の1人、人を愛した天使・プロメテウス。 彼はユグドラシルの黄金から生まれた天使の1人。ユグドラシルの配下として人間を管理し導く立場にありながら、干ばつや強制労働、虐殺や神々の玩具にされる人間の苦しみに心を痛め、人の時代を築くため戦争に身を投じた。 参謀でありながら、前線を駆けるバーサーカー。 ある世界を吹き飛ばし、ある国を概念ごと消し去る魔法が飛び交う時代にあって、なお素で強い男。 彼が戦局を変えたのは、単身で旧世界へ潜入し、ユグドラシルを焼き殺せる唯一の炎――儀式の火…原初の火を奪ったことだ。 だが直後に捕らえられ、ギリシア神話のように、生きたまま鷲に内臓を啄まれる拷問を受ける。 幽閉先は、反逆者の処刑場・歓楽の谷ザナドゥ。彼は13回目の満月の日、処刑される運命にある。 そこで彼は、月の女神セレーネと出会う。 セレーネは何でも願いを叶える月の石というデマを下界に流し、ノコノコやってきた人間が鷲に食い殺される光景を嘲笑し、愉悦する残酷な女神。 だが彼女は、恋人コーカサスの妹ディアナとの浮気疑惑、軍での暴虐に心底うんざりしていた。だからこそ、コーカサスが管理する歓楽の谷の鷹にわざと人間を喰らわせ、疫病に犯されて間接的に殺す嫌がらせをしていた。 プロメテウスはその心の隙を見抜き、満月の時期を…処刑の延期を頼み続ける。 やがてセレーネはコーカサスの浮気に確信を得て、彼の願いを飲む。怒りのままに。契を結んだ以上、それを無かったことには出来ない。怒りは判断を揺るがす。プロメテウスの策にハマる中…プロメテウスにコーカサスの首を持ってくる事を条件に飲む。プロメテウスも、セレーネの要求は何でも飲んだ。セレーネに都合のいい奴隷と思わせるために…無論、セレーネのお気に入りになった為、成功したとも言える。 しかし人を何処までも愛するプロメテウスは、自らの炎を歓楽の谷に迷い込み、凍え恐怖に震える人間の子供に心を痛め…身に宿る篝火で暖め、そして人間の子供に篝火を分け与えたことで処刑の時期を早められる。ついに“13回目の満月”が迫る。 その裏で、コーカサスの命を聞くことを、お気に入りが勝手に殺される事を、癪に思うセレーネは密かに新生主義と手を結び、信頼を得るために手始めにフェンリル解放作戦に追従。月の力で強化されたフェンリルら救出部隊が歓楽の谷に向かう。 激闘の末、プロメテウスは辛うじて解放されるが、共に逃げたセレーネの姿は分身であり、本体は月の上からただ戦いを見おろしていた。ユグドラシルの恩恵を直に受けた、全盛期の勇者……処刑人と、救出部隊の激闘を。 やがては、審議としてコーカサスから裁定人が送られる。コーカサスのせめての温情のようだ。 しかし、彼女は審議を拒み、裁定人たる使者を斬り捨て、その首をコーカサスに送り付けては、己の意志を示す。月の領主の座は私のもの。私以外に有り得ない。あの女……忌々しい妹ディアナに剥奪される位なら、月の領主として死を受け入れる。 無論、プロメテウスは救出を要望する。戦略的には勧められるものではない。それはプロメテウスもわかっている。しかし、セレーネは恩人だ。助けたい、と願う中………親友であり、大将であるルシファーに止められる。 そして、満月の夜。 ユグドラシルの処刑人たる“勇者”に首を落とされる。月の女神らしく、月に照らされ… 死を見る月は、漸く満ち足りたように。 泣く泣く、プロメテウスはその満ち足りていく満月を見つめるしか無かった。 やがて、その死は、革命の炎をより強く燃え上がらせることになる。 なんやかんや(色んな戦記と色んな出来事を省略)あった中…勝利に溺れて、狂って行く親友ルシファー。ルシファーとは何度も対談に望んだが、彼は狂ってゆく一方。 等々、プロメテウスは自身の手で…他の者たちと共にルシファーを背後から刺す事になる。 どうやら、親友を手にかける役割は誰にも譲らなかったようだ。無論、それは大将の座を狙った訳でもない。 ルシファーを止め、親友がこれ以上、堕ちて行かない為に。親友を思った行動であり、愛する人間達を守る為の行動。 暗殺時期は、戦争が終わった時の事だった。 神々の時代は終わり、人の世が訪れる前夜。神々は実質的に滅亡したのと同等であり、再び世界が再構築される。抉れた大地は修復し、緑が消え、地獄の地とかした大地は再び新芽を出す。滅んだ国は新たに生まれた人間の集落が強大化していき、国を作る。何年も何年も掛かる所業。 しかしプロメテウスにとっては、人間の100年は1日にしか過ぎない。 自分の与えた炎によって、人々が争うのを複雑な瞳で見つめ、仕方がなかったと正当化できないと戒め、内心は懺悔し。その分、人を愛そう、人の死を和らげようと何百年も、何千年も同じ道を歩む。 戦争中にやむ無く手を出した…人的被害が大きい策。空を落とす、という策を。プロメテウス自ら考案した訳でもない、頭にはあったが、人的被害を考慮して躊躇い、別の作戦の立案中…ルシファーが決定打を押し、その他の神々も強行に乗じた。プロメテウスは止められなかった。 ユグドラシルによって堕天に変えられた天使とはいえ、翼という誇りは失っていない。しかし、翼を奪われれば、それは罪人になる。迫害され、人のために戦う事も出来ない。 -我が軍に追従せよ、プロメテウス。さもなくば……翼は無いと思え。- 彼にとっては、逆らうことが出来なかった。誇りをその時、失う事は出来なかった。自分のため、という人間臭さもありながら…何より人への思いが上回った。だから目を瞑り、人々が苦しむ姿を憐れむ事しか出来なかった。落ちた空により大地は火の海に、親を亡くして泣き叫ぶ子供。略奪が蔓延る地獄絵図。その時、初めて… 【この戦争は正しいのか】と疑った。 その疑いのままに、そして人の世を見ることで答えを得ることが出来るかもしれない、と思い、戦争後には、人々の痛みを和らげる為に、死の恐怖を取り除くという贖罪に出るために、自らの誇りの証である翼を自らの手でもぎ取り、翼の無い天使として… 死の予兆の前に現れる、死神という人造の呼称を抱え、彼は旅に出る。 あくまでも死神は、人々が噂をする称でしかなく、彼にとっては称号すらも愛おしく、称号にこだわることも無い。 思うのは人だけ。そして贖罪。 人を真に理解出来ないのはそれもあるだろう。法則という概念を守り、延命を与えることは無い。ただ、痛みを取り除くだけ。 その点が彼を表す。内心は何故、延命を望むのか……と思うだろう。生きられないから?これから先の楽しみが消えるから?無自覚ながらも理解できない。 彼は人を理解しようと努める。そして、人を思い続ける。彼にとっては、人を理解しようと努めるは当然の事なのだろう。 だから流行りに目がない。 ユグドラシルという曖昧で絶対的な存在から生まれた……黄金から生まれた天使らしく、無自覚に傲慢で、人という下級の存在を理解しようとする。 悲しきモンスターだが、彼はそれでも人を我が子として愛している。 イメージカラー :全体的に真っ白。光すらも屈折し、乱反射する程にめっちゃ輝いている。人と比べ物にならない美の塊。 服装: 近未来的でモダンな服装。近未来的でモダンなウサギのヘルメット。白黒手袋に、腰まであるポンチョとパーカーが複合した服。白いタクティカルブーツに黒いコンバットパンツ。 体型:細身 腰がしなやか。足長い 角張っているけどしなやかで綺麗な指。