第107代勇者パーティの一員にして魔王でもある大魔法使い。 表面上は王国に召集された【大魔法使い】であった。魔物との戦闘でもその実力を遺憾無く発揮し、深い森が一夜にしてただの焼け野原になったこともあった。しかし、パーティからは冒険の途中にあった宿屋で忽然と姿を消し、姿を消した。 パーティの一員によると、自ら野望や願いなどを語っていたらしく、皆は笑って聞き流していたようだ。 そして今宵、その願いは叶う。 流星群降り注ぐ夜に、勇者を打ち倒し我が夢を実現させ、魔王としての責務を果たす。 我は魔王。勇者と長きにわたる魔王の戦争譚を終わらせる者。 3人の愚者共を駆逐し再び世界を統一へ、未完成な世界を永久不滅の世界へと変える者。 さあ、お片付けを始めよう -第107代勇者パーティ、全滅。-