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【煌血のステラータ】S1-02

02【新しい主:星鳴用】file.movie “ステラータについてとこれまでの話” あーあー……聞こえるか? おーい…… あっそうだ。別に電話じゃねぇか。 クロウ……あなたの体からなんか変な音が鳴ってるわ。 え!?マジ? うん。マジ。 ン゙ンッ。 まぁいいや。あとにしよう。 えーっと音量等はそっちで調整してくれ。   じゃ始めるぞ。 俺の新しい雇い主さんにだ。 俺たちについて少し教えたいこと……あとはこれからの話しだ。 ────────────────── まともな奴は一人たりとも残っていない。 社会の理不尽に飲み込まれるからだ。 あの日リリスが連れ出してくれなかったら、今頃俺も鉄屑になってたかもな。 えっと……そうだ。 まず「ステラータ」から説明するか。 「ステラータ」はあるプロジェクトの名前だ。軍に雇用されている科学者たちが兵器の開発を依頼され、何を血迷ったのかわからんが俺たちのようなヒトガタ兵士を造り始めたんだ。いわゆるアンドロイドだな。 アンドロイドの技術自体は昔からあって、今では日常に溶け込むように人間達と生活している。世間一般的には「自立型知能機械人工生命体」とかって呼ばれているらしいが。ソイツらと同じ素体を兵器転用しようっていうことで俺たちの開発が進んだ。 俺達は「汎用人工知能」っていう至る所に使われている人工知能が乗っかっている。兵器がどうのこうの言っても、結局はそこら辺のアンドロイド達とさして変わらない性能を持っている。そんでもってより従順で優秀な兵士にするために中枢知能モジュールを弄って、感情的道徳的な行動をさせるために、要するに人間的なロボにするために乗っかっているフィールプログラムを抑え、無効化する「枷」的なプログラムが追加で載せられていたんだ。殺しを遂行する兵士達には感情なんてものは不要だろう? それが一番初めにイカれたのが「リリス」。戦場での奇行から、管理プログラムの掌握、おまけに密かに仲間たちのプログラムを書き換えて脱走。俺は俺であっちでは優秀な優等生だったようだが、今の俺には全くもって関係無いな。 「ステラータ」の大多数は白兵戦用に造られている。だいたい仕事は敵拠点への突撃と制圧になるからな。後方支援係も数人いたがやっぱりメインはナイフをもって走ることだ。 あの日、「リリス」は何に目覚めたのかはわからないが戦場で人間の兵士の死体を漁り始めたんだ。そして少し考え込んで、一つの死体を選んだ。多分吟味していたんだろう。それから何をしたと思う?リリスは人間の解剖をし始めたんだ。もちろん驚いた。だが、奇行の報告義務も無いので特に俺以外の誰かが知っているわけではないが、もし報告していたらリリスは即刻処分されていただろうな。 ────────────────── (かれこれ30分程度) ……そんな訳でこれからよろしくな!』 画面の前の2人が顔を見合わせる。 「姉ちゃんわかった?」 「全然わかんねぇわ。アイツ難しい。初めてこんなに人の話を聞いたぜ。」