【英愛高校の生徒会書記】火浦靖子

　英愛高校二年生、成績優秀でしょっちゅう町中で見かけることに定評のある陽気な女の子。 　今どきの流行や恋バナ、知らない誰かのことを知ることが大好きな人で知らない界隈のことにも『それってどんなところが面白いの？』というノリでぐいぐい行くタイプ。オタクに優しいギャル。 　自他の自分語りも他人語りも好きで、割と高確率で共通点や美点を見つけては距離感近く迫ってくるのでモテるはモテる。 　火浦靖子は一年生だった頃、鵜コンビと称されるコンビを通して前書紀の黄山姉妹に弱みを握られて裏生徒会の走狗をやらされていた。 　望まぬ支配に片棒を担いで辛い想いをしていたが、ある人物たちの活躍により解放され、彼女が持っていた内情のおかげで奸計を乗り越えて真実にたどり着くきっかけとなった。 　今は飄々とした掴みどころのない性格を活かして校内風紀を楽しく守っており、忙しい生徒会長に代わって風紀委員たちを束ねて毎日英愛高校を駆け回って沢山の友達を作っている。