この世界観の技術レベルを飛躍的に上昇させた特異点とも呼ばれる機体である。当初は解析不能な超技術だと思われていたが一部の変態共が熱心に解析、研究し続けた結果再現に成功。その研究中に生み出された副産物的な技術も含めて様々な分野へ転用、活用されていった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・空間を貪る害虫 ※回収済 本機の起動は行なってはいけません。破壊による無力化措置の申請は本機内部に収集された圧縮空間の開放によって起きる被害が未知数であるために拒否されました。 本機は並行世界に存在する未知の素材を回収するために建造された大型の自立稼働型採掘装置です。人工知能を搭載しており収集物や採掘時空間座標を指定することで効率的な採掘作業を可能としています。 本機は機体前面に取り付けられた坑道掘削機とシールドマシンを組み合わせた様な掘削機材、螺旋状の推進システムと反動式スタビライザーを備えた胴体ユニットが無数、後方に搭載された姿勢制御装置で構成されています。解析班の職員からは「機械で出来たミミズのよう」と報告されています。 現時点では起動不能な状態となっていますが原因が不明な為不意の起動による我々の時間軸の採掘被害を防ぐべく解析が行われています。 本機の回収された経緯は判明しておらず現在の技術水準では建造不可能な機体である為並行世界で建造、稼働していたものが不具合によりこちらへ流れ着いたと仮定し詳しい調査が行われています。