5章「終わりの始まり」 グラニュー糖となって風に漂うオラン=ジェ3世は、夢を見ていた。 これまで何度も繰り返し見た、本来は見るはずもない父との会話の夢を。 パパ上「ふふふ…とにかく、クッキーゴーレムは、お菓子の自己実現の先駆けなのさ。 だからクッキーゴーレムには人は乗っていないし、クッキーゴーレムのみんなはとっても働き者だろう?彼らはもうすでに、外の国でも『働き者』だと認められているはずさ。」 オラン「う~ん。でも、パパ上。お菓子はー」 そうだ。 思い出した。 オラン「お菓子は、美味しいよ?それだけで良いんじゃないの?」 パパ上「ふっ…!ははっ…」 オラン「パパ上?」 パパ上「ははははははっ…!そう!その通りなんだよ!本当に君は…!賢い子だなぁ…!ははっはははははっ…!」 オラン「パパ上!?どうして笑うのさー!」 パパ上「ごめん、ごめんってば…。おや…?(呼び鈴) どうやらお友達だよ。お迎えにいってらっしゃいな。」 オラン「!…うん!(ぱたぱたぱた…)いらっしゃい!今日も会いに来てくれたね!マイスウィート ー」 ー クッキーゴーレムを殲滅したあなたは、空飛ぶ巨大な箱舟と対峙していた。 ???「よくもまあ死なずにいたものだね。 ご褒美に名乗ってあげようか。 吾輩はデロワ公爵。 お菓子の国の元公爵にして、オラン=ジェ3世の恋人…だった者だよ。 どうかお見知りおきを。」 デロワ「あぁ、勘違いしないでくれたまえよ。 あの失敗作も、君達が散々破壊したゴミ共も、本来のオランのコピーさ。 しかし君達のようなゴミがいる限り、何度繰り返してもやはり無駄という事か…。」 デロワ「そう。あの失敗作はそこそこいい線いっていたのさ。 それでもなお失敗するということは。」 数秒の沈黙。 そして。 デロワ「この宣言を聞く初めての者となることを光栄に思うがいい。 吾輩はこの世界を作り直し、甘党だけの世界に造り替えるつもりさ! この菓子の箱舟でね!」 世界を賭けた戦いが始まった。 次回 https://ai-battle.alphabrend.com/battle/5ed37d94-1851-462b-9832-377ded490e0b 1章 https://ai-battle.alphabrend.com/battle/9c9e7c5a-6b52-47a9-9509-fe76efdb7640