≪プロフィール≫ 誕生日:11月8日 血液型:O型 利き手:右利き 座右の銘:急いては事を仕損じる 好きな食べ物:温泉まんじゅう・うどん 苦手な食べ物:パクチー 休日の過ごし方:温泉街を散歩しながら食べ歩く 友達の数:多い 成績:普通 得意科目:家庭科 苦手科目:数学 部活:茶道部 最近の悩み:クラスの男子や通学途中で知らないおじさんがチラチラ見てくる ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪一時の恥≫ 放課後 木実は温泉街をのんびり歩いていた 「今日は何を食べましょうか~」 温泉まんじゅうか、それともお団子か そんなことを考えながら歩いていると、道の向こうを茶色い影が横切った 「…たぬきさん?」 気づけば足が勝手にそちらへ向かっていた 路地を抜け、坂道を上り、いつの間にやら人気のない山道へ 「待ってください~」 もちろん、たぬきは待ってくれない やがて木実は小さな沢へ辿り着いた そこには先ほどのたぬきが一匹 増水した沢の向こう側、切り立った斜面との間で右往左往している 「まあ……困りましたねぇ」 橋はない 助ける方法ならある 木実は辺りを見回した 誰もいない 「……誰も、いませんよね?」 もう一度確認する 覚悟を決めて物陰へ入り―― 数分後 「うぅ……どうしてこんな格好を……」 フンドシにサラシ姿 頭には葉っぱ 顔を真っ赤にした木実は、両手で印を結んだ 「たぬきの妖術……!」 沢の中から大岩がせり上がり、向こう岸まで飛び石のように並んでいく たぬきは岩を渡ると、そのまま木実の横を駆け抜けて森へ消えた 「ふふ、よかったです~」 木実はほっと胸を撫で下ろした 「…………」 ふと視線を感じる 振り返ると、散策中らしい観光客のおじさんが立っていた 目が合った 「…………」 「…………」 木実はようやく気づいた なぜこのおじさんが自分を見ているのか 「見ないでください~~~!」 山中の静かな夕暮れに、木実の悲鳴が響き渡った ーーーーーーーーーーーーーーーーー