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【再臨-雷電技機】 ストローム

《 獲得称号 》 [ レイヴン ]...NESTの"真実"と対面する ストローム「…これからの相手は超人か…まったく、一般人が相手できるレベルじゃないな。」 【 ORIGINAL Rank.16 】...一番最初のRank.16になる。 ストローム「…この世界には一体何人バケモンがいるんだ!?」 【 LAST RAVEN 】 ----- 「しかし、この後悔からどうして逃れることができようか。」 ----- (5年前、新型傭兵派遣組織「Νισθοφόρος」にて) ストローム「…嘘だろ…あいつが?」 イアクトロ「…どうした、ストローム。」 ストローム「あいつが…ブロンが戦死したって。」 イアクトロ「…あいつがか。」 ストローム「……どうして、どうしてそんなに冷酷になれるんですか!」 イアクトロ「…ここにいる以上、受け入れなければならないことだ。傭兵組織を立ち上げるときにも言ったはずだ。」 ストローム「…でも、」 パルシー「…落ち着くのだ。それ以上嘆いても、何にも成らぬ筈だ。」 ストローム「…。」 ----- (現在…より3ヶ月前) ストローム「またここまでやられたのか、ベスパ。」 ベスパ「…。」 ストローム「機体が気に入らないのは分からなくもないけど、最近手を抜いているんじゃないか?」 ベスパ「それはそうです。俺の名前だけで勝手に変な専用機体を作らされたわけですから。」 ストローム「…言っておくが、勝手に死なれても困るからな。」 ベスパ「…わかりました。」 アストラ「どうしましたー?」 ストローム「いや、何でもない。」 ----- (5年前) ストローム「…ん?」 ストローム「…ここは、病院?」 パルシー「無茶のしすぎだ。前の任務で失敗してから、一週間ほど寝ておったのだ。」 ストローム「…一週間。」 ストローム「痛って!」 アストラ「ねえ、無茶しないで!」 パルシー「その体ではまともに動けぬだろう。暫し休め。」 ストローム「機体は、あの機体は」 パルシー「…駄目だろうな。」 アストラ「ごめんなさい。私でも…」 ストローム「いや……すまない。」 ----- (現在…より1ヶ月前) アトモ「だいぶ完成に近づいてきたみたいですね。」 ストローム「…そうだな。」 アディドラ「前見た時は結構な状態だったけど。」 ストローム「最近は資金繰りが良くなってきてな。」 (長い沈黙) ストローム「あそこまでボロボロになった機体が、よくここまで直ったもんだ。」 アストラ「もう!苦労したんですよ?新しい機体を作りながらこっちにも付き添わないといけないなんて!」 ストローム「それは…。」 アディドラ「まぁ、良いじゃないですか。」 (少しの沈黙) アトモ「それにしても、いつ見ても特徴的な右手武装ですね。」 ストローム「いや、あいつが「其方の特異さを少しでも活かしたほうが良いではないか。」とかいうから。」 ストローム「そんなに変かよ、俺。」 アディドラ「まぁ、機体作成者はあんまり前線には出ないですよね。」 ストローム「いやまぁ、それは」 アトモ「まぁ、いいと思いますけどね、個性的で。」 ストローム「…そういうもんか?これ。」 (少しの沈黙) ストローム「…しかし問題は、俺が」 アストラ「よーし、休憩も済んだし作業戻ろっかな〜。」 ストローム「え?ちょ」 アトモ「ストロームさん、話なら聞きますよ。」 ストローム「…いや…………いい。」 ----- (4年半前、新型傭兵派遣組織「Νισθοφόρος」にて) 技師①「正気ですか!こんな機体取っておくなんて!」 イアクトロ「それがあいつが望んだことだ。」 技師②「でもこれ、もう治せないんじゃ…」 イアクトロ「…そのままでいいと言っていた。」 整備士①「誰がですか?」 イアクトロ「…ストローム。」 技師①「冗談じゃない。こんなのを取っておけなんて。ただでさえ壊れたやつ置いてあんのに。」 (何所かへ去る技師①) (長い沈黙) イアクトロ「……」 技師②「イアクトロさん?」 整備士①「おそらく任務だろう。そうじゃないにしても、僕たちができることは何もない。」 整備士①「…戻ろうか。」 技師②「…うん。」 ----- (今…より少し前) ストローム「うーん…」 アンティ「…ストロームさん?」 ストローム「ん?どうした?」 アンティ「…何か、悩んでいることでも。」 ストローム「ああ、別に大したことじゃないけど。」 アンティ「…NEST……ですか?」 ストローム「あぁ、まあ。Aまで上がってこれたはいいけど、なかなかそれ以上進めなくて。」 アンティ「……ごめんなさい。私は、運が良かっただけなのでアドバイスは」 パルシー「其方の力をより活かせば良いではないか。」 (仰天して固まる2人) ストローム「い…いつの間に。」 パルシー「ほんの少し前だよ。」 アンティ「…えっと、力って」 パルシー「其方の知識、それを使うが良い。」 ストローム「いや、もう使って」 パルシー「果たして、其方は物を壊すしか脳がないのか?」 ストローム「え?いやそんな訳」 パルシー「何かが壊されたのなら、其方はまた、作り替えねばならぬだろう?」 ストローム「…なんとなくわかったけど。」 アンティ(…びっくりするぐらい蚊帳の外だけど今は黙っておいたほうが良いかも) ストローム「前も言ってたよな、それの話。」 パルシー「…人が生きるのは唯一度のみ。其方には二度と後悔をしてほしくないのだよ。」 ストローム「…いや、これはちょっと。」 パルシー「話はもう取り合っておる。さあ、向かおうか。」 ストローム「ちょっと!俺まだなんも言ってねえって!」 アンティ「…行っちゃった。」 ----- (その後) ストローム「…後悔をしない様に…か。」 ストローム「これだけは使いたくなかったが。」 ----- 今の左手武装が発射する電磁波はブロンが見つけた、まだ他の誰にも見つかっていないが故にその性質を知られざるもの。 それは森羅万象…いや、重要機器以外をすり抜ける力。 それ故…我々はその力を封印した筈だった。 ----- イアクトロ「…似てきたな。昔の…余裕のない私に。」 ----- 二度とその後悔から逃れることのない様に、俺はその武装をしっかりと固定した。 ----- (後日) 技師①「…なあ、ストロームのやつ、なんか急にスッキリした様な顔してないか?」 技師②「…多分、Rank.Sに上がったからだと思うけど。」 整備士①「…それだけか?あれ。」 --- ・所属 -新型傭兵派遣組織「Νισθοφόρος」 (ギリシャ語で「傭兵」を表す「μισθοφόρος」のμをΝ(ニュー)にした造語) 傭兵として様々な戦地に大型機体を派遣する組織である でかいので治安維持には向いてないが、絵に描いたような大型の敵が出てきたり、戦争で雇われたりと意外と需要はある また、パイロット毎に専用の機体を用意することで有名だが、別に特別強いわけでもないため、現在2,4,7,8番の機体が故障中らし…アレェ? これ2番の機体じゃね? ・操縦者 -ストローム 大型機体の作成者で技師の男性 新型傭兵派遣組織「Νισθοφόρος」所属&創立初期メンバーの1人 実は戦場に行くのは5年ぶりだったりするが、多分腕前は変わってない むしろ、知識量が増えて強くなっているかもしれない ・機体 -STROM.Ⅱ Νισθοφόρος2番目の機体 黎明期に一度、機体が大きく損傷したものの、数年間かけて復活させた その際に両手の武装が大きく変更されており、右手は分解特化、左手は元々の右手の銃を集約させたものになっている 本人曰く、迷走の成れの果てらしいが、結果的に彼の知識を真に発揮できる武装になった