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【流水】茶頭 千仁朗

京都の剣術家の家系に産まれた一人の男の子はある事に困っていた。 それは、剣術についてである。 近づき過ぎれば切られるし遠すぎれば攻撃出来ないし…いったいどうしようか… 悩みに悩み幾数年。 一つ考えが浮かんだ。 間合いに困るなら自分だけの間合いを作ればいい! それから男の子は己だけの絶対的間合いを模索、そして生まれついての軟体体質と合わせ流域刀術を生み出した。 然しその間合いに入るかは運次第と言ってもいい。 だけど男の子はこう思う。 流れ行くままにコトは進む。 自分がそうなったんだから。 そう考え今に至る。 流れに身を任せ己が世界がどうなるのか。 そんな楽しみを胸に秘めながら。