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【銀河暇猫神】オティオースス

「暇な神」という概念がある。 暇な神は、神話や物語において神々が無限の力や知識を持ちながらも、何もすることがなく退屈しているというアイデアを表現したモノだ。暇な神は定命の者に無関心とされている。だが、同時に定命の者や神々に対して試練や挑戦を与えるとも言われている。 では「銀河猫」はどうだろう。 銀河猫は定命の者には推し量れないほどの強大な力を持つ存在で、文字通り銀河の主だ。 しかし、その姿は猫の姿だとされており、行動もまた、猫のように気まぐれだという。 もうお気づきだろう。暇な神とは、銀河猫なのである。 いや、より厳密に言うのならば、銀河猫でありつつ、暇な神としての側面も持ち合わせているのだ。 どちらも定命の者が違う見方をした同じ存在なのだ。 猫の様に気まぐれに試練を課し 神のように暇をしている それこそが、銀河暇猫神なのだ。 以上を踏まえて、ここに著者としての言葉を残そう。 「猫とは全くもってそれでいいのだ」 ---『暇な神と銀河猫の同一性』   著者:アルチョム・ネコスキー