機体概要:かつては美麗な朱色を誇った高性能近接戦闘機。現在は長年浴び続けた敵機の潤滑油や埃・煤により赤く錆びた様な外観になっている。 騎士の甲冑とは異なる何かをモデルにしたと推測されるデザインは、忘霊の情報に繋がるとされ、数多くの独立傭兵や企業、果ては惑星封鎖機構でさえ調査したが、手掛かりを見つける事すら困難を極めている。 搭乗者追加情報:寡黙で感情の起伏が静かな人工知能だとしても異様な程に淡々と戦闘を行う流離いのAC乗り。 独立傭兵とも異なり、戦場に突然乱入し被弾しながらも勇猛果敢な突撃で、敵味方関係なく撃破を繰り返す。その自己を顧みぬ狂気的な戦術は事前に情報があっても対応が困難であり恐れられている。 また、嵩張らず高価な部品のみを回収し、その他は放置する事から戦場に残された戦利品を求めた独立傭兵達による新たな戦闘が勃発する事も多々ある。 備考:製作年数も古く、そもそも故人を再現する研究自体がマイナーな分野の為か、既に資料は失われ本名・素性・性別すらも不明であり、希少な本人の知り合いによる調査では語る事を拒否して事が判明している。 白旗に関して異様な敵意を見せる事から何らかの因果関係や強い憎悪が読み解けるが、それが意味する事を我々は理解しようがない。 数少ないボイスデータからは彼の元となった人物が、何かに敗北した立場の独立傭兵の様な存在であったと推測されている。 正体:忘霊の元となった故人の正体は平安時代の日本で破れ滅んだとされる平家の生き残り、彼は何らかの方法でACの世界線に辿り着き技術研究所の一人と接触、その後寿命で死亡した彼を再現した人工知能が忘霊である。 本来は別の名称だったようだが、現在では資料が全て失われており真実を知るのは流離う落武者ただ一人である。 異名の【後燼の落椿】とは そもそも燼という漢字自体が燃え残りといった意味を持ち、その燃え残りすら消えた"後"、つまり滅んだ平家の生き残りの更にその遺物である忘霊の事を指している。 椿という花は花びらが1枚ずつ散るのではなく花首ごと地面に落ちる為に潔さや断頭等の意味合いを持つことがある。 更に落椿とは春の季語であり、忘霊が赤錆に乗って新たな境地へと辿り着いた事を表している。 そうなっていると良いなと思っている制作者であった…