糸巻 紡(いとまき つむぎ) 「紡がれた私の糸は、地獄に落ちても切れないわ。そして輪廻の果てにまた紡ぐのよ。」 彼女は昔傲慢なお嬢様だった。 彼女の言うことは従者達を困らせ、両親すらも困らせた。だがその人らをもっと困らせる事件があった。 彼女は蜘蛛を口にしてしまった。 それ故に、背中から6本の蜘蛛の足が生え、彼女は糸を手足のどこからでも出せる、まさに異形のような人間になってしまったのだ。 だが彼女はこの力を授かってから誰かのためにこの力を使うように決心したのか、彼女は傲慢な性格を改め、まるで本物のお嬢様のような誠実な人となった。 そして成長した今、彼女はこの世のために自らを「女王蜘蛛」と称し、悪を蜘蛛に食わせ続けている。