第一AU 名称:奴雪豪遊記 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 大人数の足音、力強い脅迫、子供の泣く声 「こ...この子だけは助けてくれ!」 「うるせぇ!いいから金を出せ!」 ナイフが振り上げられる 父さん母さん...親孝行できなくてごめんなさい 遠い昔の忘れ去った記憶、それなに何故こんなにも... ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 目を覚ました、目頭には涙が滲んでいる。 涙を拭い取り時計を見る、8時ぐらいを指しているのがわかる 「もうこんな時間か、早く降りなきゃ」 着替えを済ませて廊下に出る 少しあと、なぜここにいるのかは分からないが見慣れた姿が目に入る 「あら、リアじゃないの」 紫色の頭に赤い瞳...レミリアお姉様だ 「お姉様、お久しぶりです」 余所余所しい挨拶を返す 「ええ...で、あんたはその名前をもらってから、いつになったら独り立ちするのかしら?」 ディープな話題だ。 ふとレミリアの後ろにいる女性を見つける 「ッスー...いやええっと...そんなことより!後ろの女性は?」 流石にきついか? 「.......この子はさっき手に入れた私の奴隷よ。いいでしょ?」 奴隷?奴隷だと? 「失礼ですがお姉様、奴隷呼ばわりは僕の前では控えて頂けませんか」 睨みながら咄嗟にそう言う。本当に失礼だ 「ああ、そういえば。忘れてたわ」 話を振ったのは自分だが、その単語を出したのはわざとだろう これ以上話しても良いことはない。ここから離れよう 「では僕はこの辺で行かせてもらいます」 足早に去ろうとする、居心地も心情も最悪だ。 「あんたが頑張ったってなくなんないのよ、奴隷制度は」 横を通り過ぎる直前、悲しそうな声でそう語りかけてくる その言葉に足を止める。確かにそうだ、意味はない。 「やりますよ、俺は。」 だが、誰かがやらなければ始まらない。 今日も変わらない日常が流れる。廊下を歩く。 ずっと奥に見えていた扉を開ける 「おはよう御座います、ご主人」 「おはようございます!」 いつもの二人、いつもの挨拶 「おはよう」 さっきの会話の後だと泣きそうになる 何回かしたら慣れるはずなのに、まだ慣れないな 「今日もお願いね」 自分でも何故こんなことを言ったのかわからない 「「?...」」二人は顔を見合わせる、正しい反応だ 「「はい!」」 でも、僕から一つ言えるのは、 「君たちが家族で良かった!」 お父様はなぜ僕なんかをこの家に招いたのか…それは分からないが 僕は僕のできる事をする それが期待してくれる人たちへの最大の恩返しだ 年齢 16歳 身長 165.1cm 体重 48.6kg 出身 孤児院 現在 スカーレット家の三男として奴隷解放に力を注ぐ オリジナル【空気】 https://ai-battle.alphabrend.com/battle/eaa892d4-7ce7-483b-a1c2-7f50d45708c8 第二AU【不死鳥】 https://ai-battle.alphabrend.com/battle/6d6c792e-9318-4bd9-94e2-fa11fba38bd7