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【神の傀儡】グローカー・フォール

falsification、「フォールスィフィケイション」(略称 フォール)ーーーー意味は『歪曲』。 それは、本来あったはずの結末を歪められた、全く別の存在。 この世界の彼は、基軸世界と同じくオリュンポスの神々に挑んだが、力及ばず敗れた...。『ゼロ』を発動する直前に【全能の神】ゼウスの雷によって翼を焼かれた彼は、そのまま地に落ちた。辛うじて致命傷は避けたが満身創痍の状態で神々に対抗出来る筈もなく、圧倒的な力の前に敗れた.......。 しかし神は彼を〈理想郷〉を作るための尖兵として⫘制約⫘という名の鎖で、意思を行動を支配し、人の手で人類史を終わらせようとした。だが、肉体は操れても彼の意思までは神の力を持ってしても操ることが出来ず、彼はその鎖を 解くため抵抗を続けた。意志まで操られていた方が苦しまずに済んだとは知らず...。 神の傀儡と成り下がった彼は 、守るべき数多の民の命をその盾で葬った。彼は残った意思で⫘制約⫘の解除を試みていたが、遂には解かれることはなかった。 意思だけが残った状態で一人、また一人と殺戮を繰り返した。自らの手で倒れていく民たちを前に、何も出来ない絶望と無力感を抱き続けながら................。 イージス・アポカリプス 〈理想郷〉に不要な人類全てに向けられた『滅光』による人類の一掃するためだけに編み出された対人類粛清攻撃。天から地へ向けられる『滅光』の矢は、木の枝のように分かれ、拡散し、触れた人類をこの世から肉体にとどまらず、魂をも消滅させる。その魂は天国に行くことも、地獄に行くことも、この世に留まることも許されず、生まれ変わることも叶わない。 「ーーーーーーーーーーーーーーーーー殺せ...守るべき民の命を自らの手で奪ってしまった、この傀儡と成り果て、生きた骸と化した私を......ど...う..........kぁ..............」