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【笑顔の天才魔法士少女】リリィ・アインスフィール

私、リリィ! 13歳です! 色んなことを知りたい女の子! まだまだ未熟ですが実は、勇者パーティ、ヴィリシュバインの聖女!なの。 お父さんもお母さんも遠い所にいるから、教会のシスターさんが育ててくれたの。 魔法もシスターさんが教えてくれたんだよ。最近教会の周りにも魔獣が増えてきたから、少しでも追い払えるように…って。 シスターさんは「リリィは頭が良いから、覚えるのが早いねぇ」って言ってくれたよ! ある日、教会から魔獣を追い払っていたんだけど、その日はいっぱい来てて… そしたら偶然勇者のお兄さん達がやってきて、やっつけちゃったの! ??「キミ!大丈夫かい?」 私「う、うん!えっと、助けてくれて、ありがとうございます!」 ??「お礼なんてとんでもない。キミの粘りが無ければ間に合わなかったよ。凄いね、キミ。」 和(ほ、褒められちゃった。嬉しいな。) トア「ボクはトア。最近勇者になったんだ。それから、仲間のエイラとダグだ。」 私「私、リリィです。ゆ、勇者さまだったんですね…!魔獣とかと戦うんですよね、怖くは無いんですか…?」 トア「ははは、まだ新米だけどね。もう慣れたもんだよ。でも慣れても、決して忘れることは無い。恐怖心を忘れた奴から死んでいく世界だからね。」 私「はわぁ…」(あんまり歳変わらなさそうなのに凄いなぁ…) 私「あっ!そっちのお兄さん、怪我してる…」 ダグ「お?あー…まぁ暫くほっときゃ治るだろ、気にすんな。」 エイラ「ダグ〜?貴方怪我しすぎよ〜?私達まだ治癒士仲間にしてn 私「ダ、ダメです!治しますから…!」(ポゥ…) ダグ「おっ?、おおお?傷が…!」 エイラ「あら〜?」 トア(へぇ…?) ダグ「おー!凄いなこりゃ、ただの治癒魔法じゃねぇ。力が湧いてくるぜ。ありがとな、リリィちゃん。」 私「えへへ、お役に立てたなら良かったです♪」 トア() トア「…リリィ、もし、キミさえ良ければ…ボクらと一緒に冒険に行かないかい。」 リリィ「えっ…!いいの!?」 これが私達の最初の物語。色んなことが知りたかった私はすぐOKって言っちゃった! みんな、本当に嬉しそうだったな。私も嬉しくて楽しみだったよ! 勿論、最初はシスターも反対してました。でも、数日みんなが滞在して魔獣を撃退する様を見せたら、渋々いいよって言ってくれました! ダグとエイラが魔法で教会の周りに防御柵を作ってくれて、これで安心して冒険に行けるね! 冒険に出た後も、大変だったな…。 私、もっともっと強くなる。そしたら、みんなを笑顔にできるよね! ──少女は知らなかった。これが長き試練の始まりであると。