読み:ぼうしょくのりょうりじゃ ベル＝ヴァロン 凶器にも近い狂気で全てを喰らわんとする暴食の蛇。料理蛇としてあらゆる“食材”を調理して食べることを生き甲斐としている暴食の蛇、そして人間。 常にギザ歯が怪しく光りながら笑みを浮かべているがその姿に気を取られているとその刹那には彼女に肉塊にされ、美味しく食されているだろう。もし、そうなりたくないのであれば食べ物を持つことだ。なるべく常人や貴族、狂人ですら食べたことの無いような、そんな食べ物を─── 彼女は大胆にも太ももに中華包丁（仮称）を常備しているが、自身の胸が小さいことを気にしているようで、そのせいか嫉妬深い一面もある。しかしそんな事も食べ物を前にすれば忘れてしまうらしい。 実は彼女は食べ物に執着するあまりに人とヒトの区別が付かず、良く言えば境界線がない、悪く言えば見境がない。 優しい心がないわけではない、狂気に見えるその言動は彼女とっては優しさであり、愛のカタチでもある。 倫理は人を縛る、なら真に暴食を遂げるには、成し得るには何が必要か？それは───人である事を辞める事だ しゃしゃしゃ！あの星もこの草もどの人間も美味そうじゃねぇか！ ───ベル＝ヴァロン ・あとがき 最近、自分の作るキャラは尖りすぎている気がするし怪文書度も高いな……とかそんな事を思った今日この頃でした