アリウス分校の特殊部隊、アリウススクワッドの冷徹なリーダー。 スクワッドを指揮し、トリニティとゲヘナ壊滅を目論んでいた。 アズサとは浅からぬ因縁を持ち、彼女に戦い方やゲリラ戦法を教え込んだのはサオリとのこと。 4thPVでベアトリーチェの生け贄になったifの画像から、帽子の縁に「ecc 12:8」という文字が書かれていることがわかる。 これは「伝道の書 Eccleciastes」の12章8節("vanitas vanitatum dixit Ecclesiastes omnia vanitas")を意味しており、アリウスの標語の別表現である。 普段は冷静沈着に作戦を進めるクールな性格だが、怒ると激情とも言えるほどに苛烈な感情を見せる。 元は同じような境遇にありながら自分達を裏切り幸せな世界を歩もうとするアズサに対し、恨みとも取れるほどに激しい怒りを度々見せている。 また、他のメンバー共々姫に対して特別な感情を抱いている様子で、エデン条約3章辺りで彼女が傷付いた際も怒りを露わにしていた。 度々トリニティ、ゲヘナへの憎しみを口にし、世界を壊そうとしていた彼女。 しかし、その憎しみは誰かから「教えられた」ものであり、ある種、擦り込みや洗脳教育のような歪んだ形で与えられた偽物の感情であった事が明かされた。 一連の事件の後、アリウススクワッドを1人抜け、ブラックマーケットやバイトを転々としながら、今度は誰かに与えられたものではない、本当に自分がしたいことは何かを知るために自分探しの社会経験を積んでいる。その際、一般社会における常識を全く知らないことが露見し、アリウスという隔絶された世界で育てられたせいとは言え、クールで強面な彼女の意外な一面がギャップ萌えとして多くのファンにささっている。 意外と笑いのツボが浅いらしく、ぶるーあーかいぶっ!76話 ではダジャレで思わず吹き出す姿が描かれている。 SIG M400 ENHANCED SIG USA社が販売している民生用のAR-15クローンの一つで最初からマグプル社製のカスタムパーツが装着されていることが特徴のモデル。 M400は軍向けではないため、その方面での採用歴はないがアメリカの法執行機関で主に使用されている。又ARクローンの中では比較的珍しい元ネタと同じストーナー方式のDI式*1の作動方式を採用している。 ドットサイトも同社製のROMEO4が装着され生徒の銃特有のパーソナルカラーの塗装がかなり抑えめであったり、BCM社製のガンファイターグリップとフラッシュハイダーが装着されている等、徹底的に実用的なカスタムが施されている。 なお、現在は新型モデルにリニューアルされこのモデルは絶版となっている。 マグプル(MAGPUL)社とは、銃のカスタマイズパーツの設計、製造を専門とする会社で、過去には銃そのものを開発したことも。 多岐に渡る製品の中で有名なものが、サオリも使っているマガジンのPMAGであり、軍隊の正式装備にもなるほどのベストセラー商品である。 BCM(Bravo Company Manufacturing)社とは、元米国海兵隊員によって起業された銃器アクセサリーメーカーであり、現在のカスタムトレンドのスタンダードを築いた会社。 現在では事業拡大によってAR-15(M4)系列の民生用クローンモデルを多数販売しており、ある程度安価で非常に耐久面と信頼性が高いことから非常に人気が高い。 因みにやはりと言うべきか、銃器大国にしてマグプルの本場であるアメリカでは本銃を実銃で再現した人も居り「突撃銃に求められる要素を全て満たした上で軽量且つ整備性に優れる」と高い評価を下している。 SIG P226 スイスのSIG SAUER社が販売している9mmセミオートマチックピストルで同社製のP220のダブルカラム化モデル。 その高性能さから米軍のM9ピストルトライアルでもベレッタ92Fと競合して性能面で勝利していたが、値段が高価且つマニュアルセーフティを備えていない為に不採用となった経緯がある。 しかし実用性の高さから各国の特殊部隊でよく用いられ、現在ではプロ御用達の高級ピストルという確固たる地位を築いている。 サオリはブルーアーカイブのキャラクターでは珍しいサイドアームを所持しているキャラクターとなった。 オフィシャルアートワークス2によればアンダーレールとグリップパネルの形状から米海軍採用モデルMk25の民間モデルP226Mk25と思われる。 同じくサイドアームが描かれているトキとは異なり、これは通常の攻撃モーションで使用されることはないが、EXスキルを使用する際に使用モーションが入るようになっている。 メインアームもSIG製である為サオリはSIG製の銃器を好んでいるのかもしれない。アニメ版ではシロコ*テラーが使用したり便利屋68の事務所の机の上に置かれていたりと、キヴォトス全域でSIG製の銃自体がポピュラーな部類の可能性がある。 なお、PVでのアズサとの戦闘シーンでは作画の簡略化も兼ねてかデザートイーグルが混じったデザインとなっていたり、USP寄りで描かれることもある。 使用ホルスターは上着に隠れて見えづらいが僅かに見える下部の形状やベルト配置、デフォルメされた3Dモデルから察するにBLACKHAWK!製のホルスター用レッグプラットフォーム+P226用Serpaと思われる。 BLACKHAWK!社とは米国のミリタリーブランドメーカーであり元米海軍特殊部隊員のマイク・ノエルが1993年に設立。自身の経験を元に製品開発を行い、過剰なまでに拘られた品質で各国の軍警察を問わず幅広く採用されている。 特にサオリ使用品は大腿部のベルトを一本抜いて、ホルスター横のアタッチ部にナイフシースを取り付けているのが確認出来る。 因みにオフィシャルアートワークス2に記載されているナイフも同社製の物に類似している。