人と人との争いが蔓延る時代。 また1つの国が滅びの危機に瀕した 帝国と呼べる程の大国だったが、中枢地区を襲撃されたとのこと 戦い続けていた主犯格は死に、機体も大破。遺骸が回収されるはずだった。 撃破直後は戦闘が周囲で続き、近寄れる状態では無かったため 回収部隊がしばらくして派遣されたが、機体残骸は回収はおろか観測すらされなかった。 彼は自分の死を予期していた 宿願の成就を果たせたとしても、果たせなかったとしても 掲げる望みは世を滅ぼしかねない戦いの終結 だが、死を迎えたということは自身の持てる全てを以てしてももはや戦いは止まらない。 だから″保険″を用意した 方法はともあれ自身を複製することで彼は死しても戦い続ける事ができる いずれ壊れて変わってしまったとしても 完全に動けなくなるまで戦い続けるのだ .....とは言うが、誰かに覚えていて欲しかったのかもしれない 彼の存在を 捻れて歪み、朧気になりながらも 確かに抱え続けた あの頃の幸せを 《ML RAGRKS》 AIの元である傭兵。三体のAIは個人情報が必要な際には彼の名義を用いる 《A_ML1》 保険として事前にML RAGRKSが自身の記憶を一部記録させていたAI。戦闘体験を知識として保有し、オペレーターとして戦闘を俯瞰。 A_ML2の戦闘補助をする また、一部記憶をそのまま取り込んだことで擬似的な人格を有するようになった 模造品に過ぎないが人並みに感情を伴うような会話は出来る 他の人物と意思疎通する際には彼が ″ML RAGRKS″として話す 《A_ML2》 保険の一つ。戦闘体験をそのまま体験として保有し、機体を実際に操縦する。 戦闘目的で生み出されたAIなので日常生活では思考に偏りが発生している もちろん戦闘は三体の中で一番得意 《A_ML3》 保険の一つ。 時間が足りず未完成。 戦闘体験以外を保有。 非常に精巧な疑似人格を持つはずだったが、保有記憶が断片的なため人間としてもAIとしても中途半端 戦闘もまあ出来るが1と2に比べて弱い 《クラムバルド・ソル》 大破した機体残骸を回収し、修復をしたが元の形とはかけ離れた姿に。しかし記録されている機体情報と異なる情報となったため、現状の隠蔽に少し役立った ジェネレーターを修復したが少し劣化。 ENの余裕が減り 元から色々ギリギリ発動していた一時的な超速移動「OVB」は3種のAIの接続で微妙に増したEN負荷が合わさり発動不可能に。 中身が人だった時は補助AIを切るだけで良かっただろうけど今はAIが主体。高速移動のために切れば機体が動かなくなる BTGは替えが利かないので修復。HLSは回収したが、EN負荷軽減のため換装。昔から使っていた兵装のため大切に保管されているようだ。BMLもEN負荷軽減のため換装。だがそれ以上に損傷割合が大きいためスクラップとして売り資金源にしてしまった 改造を重ねすぎてる機体だから修理費もえげつない故の売却