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翼竜の重騎士

名前:ルキナス・ヴァルグレイブ 年齢:22歳 性別:男性 趣味:鍛冶 身長:約185cm 職業:重騎士 出身:アストラ大陸北西部 テルン地方 剣の聖地「アヴェルタ村」 大陸の北西部に位置する、小さいながらも有名な村。多くの鍛冶職や剣士などが住んでいる。炎の精霊達の都のすぐ近くのため北寄りにもかかわらずすごく暑い。 所属:北部冒険者ギルド【一縷の星】 北部地方の冒険者達の集まるギルド、大陸の5大ギルドのなかでは1番小さいが、強者達が集まる。魔獣討伐などの任務を北境騎士団との連携で行うこともあるようだ。 武器:黒鋼の大剣「ジリス」 炎の精霊達の都「シデン火山」の山頂付近でしか採れない強力な黒鋼を使用した大剣。その威力は山を削り取る程である。 防具:「灼紋の重装」 ファルメリアの加護で鍛えられた特製の重装。ファルメリアの鱗から作られており、灼熱に耐えることができる。装甲には炎の精霊たちの祈りが込められている。 相棒:翼竜「ファルメリア」 真紅の翼を持つ小型の翼竜。背に乗ることもできる。元は敵だったが、信頼と絆で心を通わせた。言葉を話すことができるため、会話による意思疎通ができる。普段は戦闘には連れて行かないものの強力な加護を付与してくれる頼もしい存在。虹色に光る炎のブレスを吐ける。かっこいい。 信念: 「力とは誰かを守るためにある。己の力は誰かを生かすために使うものだ」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− アヴェルタ村── 剣の聖地と呼ばれるその村で、ルキナスは鍛冶師の父と剣士の母の間に生まれた。幼い頃から炎の熱と鉄の匂いに囲まれて育ち、刀剣と共に歩む人生は、彼にとって運命のようなものだった。 だが、幼少期の彼は虚弱であり、剣すらまともに振れなかった。周囲の少年たちが稽古に励む中、彼はいつもその姿を見て、悔しさを噛み締めていた。 13歳の夏。アヴェルタ村は突如現れた巨大な魔獣によって襲撃を受ける。炎を纏うその魔獣は、周囲の森を焼き払い、村の鍛冶場すらも崩壊寸前だった。両親は村人を守るため立ち上がり、命を落とす。 その惨劇の中で、彼は己の無力さを痛感する。そして、焼け焦げた地に膝をつきながら、天を仰いで誓った。 「次は、必ず守ってみせる。俺の力で、誰も死なせはしない」 この日を境に、ルキナスは鍛錬を重ね、炎の精霊が住まう《シデン火山》へと旅立つ決意を固める。 16歳、単身でシデン火山へと挑んだルキナスは、黒鋼「ジリス」の素材となる鉱石を探す旅に身を投じた。だが、山頂付近の過酷な環境と、火山に巣くう魔物たちは、少年の身にはあまりにも苛酷だった。 そこで彼は出会う──翼竜ファルメリアに。 当初、ファルメリアは山を守る存在として彼に牙を剥いた。だが、ルキナスは戦いの中で彼女を傷つけず、逆に自らの身を盾にして仲間の魔獣から守ろうとした。 その行動が、ファルメリアの心に変化をもたらした。 彼らは次第に心を通わせ、絆を築いていく。ファルメリアは、自らの鱗をルキナスに託し、炎の加護を宿す《灼紋の重装》の素材となった。 修練と鍛錬の果て、ルキナスは村へと帰還する。その背には、黒鋼の大剣「ジリス」。その目には、かつての少年とは比べ物にならない決意と力が宿っていた。 村は再建され、人々の笑顔が戻っていた。しかし彼の戦いはまだ終わらない。世界には、まだ多くの人々が理不尽な暴力に苦しんでいる。 彼は大陸の魔獣を討伐し、故郷の、世界の平和のために冒険者ギルドに入った。 18歳の時、騎士団の要請である村に襲撃した魔獣達の討伐に向かった。そこで実力を認められ一人で行動することを認められた。 彼は己の力を携え、守るべき人々のため、そして過去に誓った想いを胸に、冒険者へと向かう。 「力とは、誰かを守るためにある。 己の力は、誰かを生かすために使うものだ」 その言葉を胸に刻みながら、ルキナスは、今日も黒鋼の大剣を手に、灼熱の地より相棒と共に旅立つ。 翼竜の咆哮が、空に高く響いた………