「あれ?龍秉の生存情報が…文字化けして消えた…」 僕はとある日、異次元を攻略する事になった。はっきり言っていつものことだからいいんだけど本当は龍秉と一緒の異次元を攻略したかったなぁ。まーわがまま言ってられないよね。さて、頑張るぞ!………… 「なんとか終わったかな」僕は異次元を攻略し終え、元の世界に戻ろうとしていた。 「一応生存情報見ておくか」僕は生存情報のページを開いた。 「あれ?龍秉の生存情報が…文字化けして消えた…」意味が分からなかった。こんな事は初めてだったから。不安を覚える。 急いで異次元から帰るため、扉を探す。 「あった!これで…」 僕の目の前に広がったのは何もかもが壊れた街だった。 「なんだよこれ…」 「まさか、本当に壊れるなんて…思わないじゃんか!」 僕は龍秉の生存情報を思い出す。 もしかして龍秉は死んだの? いや、違う。あんな文字化けは見たことない。 攻略情報に新たなメッセージが送信された。 管理者からだ。 「岑さん。お帰りなさい。管理者です。貴方がこのメッセージを見る頃には私は亡くなっているでしょう。この悲惨な現状の内容を書くには時間が足りませんので端的に大事なところを説明いたします。龍秉さんは私が異次元に送らせていただきました。岑さんには大変申し訳ないのですが、異次元に行き、龍秉さんを探していただきたいです。どうかお願いしまs」 メッセージはそこで途切れていた。 龍秉は生きてる。なら探さないと。 さっき僕が手に入れた魔道具、使者の指輪。 この効果を使えば簡単に探せそうだな。 この指輪は異次元に繋がる扉を僕の目の前に生成してくれる。 行くしかない。 助けに。