「能力」……かつての偉人は能力に応じて官位を定めたり、某人気キャラクターは主人公が能力の高い者だと見抜くなど………… 世の中は「能力」が基本的な判断材料になっているといっても過言ではない。 「うわっ!……また失敗した……」 だが世の中は残酷なもので能力の無いものはあっさり切り捨てられる。彼女も切り捨てられた過去を持つ者だった。 「一体どうしたら上手くなれるのかな……」 落ち込む彼女にある男が横で呟く。 「能力ってものは、増やしたり、強くしたり、誰かから貰ったり………お前も能力を強くしたいんだろ?だったら、様々な人に出会え。そして学べ。」 「お兄さん、誰?」 「俺か?………まぁ、そうだな……」 「『全ての技を習得する男』ってとこだな。頑張れよ。」 青年は振り向かずに後を去る。少女はその姿を見て固く決心した。 「私、強くなっていろんな人に認められるようになる!」 青年「あ?お前は何者かって?この辺りじゃ知らない奴はいないと思ったんだけどな………まぁいい。教えてやるよ。」 https://ai-battler.com/battle/02eacb2e-a557-4ae8-a728-f711eb728d16