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カラキ

暗闇に包まれた空間の中で、二つの源淵が衝突する。 ――『こんの、堅物石頭! いい加減認めなさいよ!』―― 鈍い衝突の音と共に、明るい女性の苛立った声が響く。 ――『はぁ……少しは冷静になったらどうでしょう? 余り感情的になりすぎますと、得られたはずのものまで得られなくなりますよ?』―― それに続くように、落ち着いた男性の声が聞こえてきた。 女性の声の主は【戯情】……他者の感情を意のままに暴発させるが為に、危険であると判断されて封じられた虹色の靄。 人ではない。 一方で、男性の声の主は【空論】。 見た目は、白い台の上に球体が浮かんでいる……という珍妙なもの。 一見すると危険がなさそうに思えるが、そうではない。 彼は、自らが『そうである』としたものを、世界に表せたり、消したりできる。 その為、危険であると判断されて封じられた。 彼らは、単体で世界を崩壊させる力を持っており、それが本気で衝突していれば……。 ――『あら?』―― 彼女達の間にあった、ほんの僅かな空間が砕け散ってしまった。 そこから覗くのは、暗碧色の何か。 今のところは、害はなさそうである。 ――『ふむ……。 これは我々の力に耐えかねて、世界が割れてしまった……いや、歪んでしまったというべきかな?』―― ――『何であんたは、そんなに落ち着いて考え事が出来るのよ!? それに、その下の台。 あんたは、何かしゃべりなさいよ!』―― ――『……。』―― そんなこんなで喧嘩していた中、両者は同じことを頭の中で考えていた。 (これ、管理者にバレたら殺されはしないけど、もっと強い封印されるのでは?) と。 ――『あ、見なさいよ!』―― ――『そんなに騒いで、どうしt……!?』―― 彼女の視線(?)の先を追ってみると、空間から小さな人影が生成されていた。 これは、何だろうか? 取り合えず近づいてみる両者。 小さな人の子のように見えるが、本質は違う。 これは、世界が歪みを修正しようとした時に生じた、副産物だ。 偶然に偶然が重なった結果、この小さな少女が生まれたのだろう。 ――『ねえ、この子。 どうするの?』―― 彼女が、男性に聞く。 ――『……目覚めるまでは、育てるしかないだろう。 それにしても、何故このような現象が……。』―― 非戦闘のカラキ↓ https://ai-battler.com/battle/085ec5ba-0df8-43c6-a776-21d80b885923 ifのカラキ↓ 正規ルートのカラキ↓ https://ai-battler.com/battle/f03fcfb7-523c-4de7-a1ae-dad907b9f7b2 カラキのifは自由に作ってくれても構いません! ライセンスさえ、ちゃんと表記してくれれば。