「滅びの運命」が現れる前までは、「守りのエニグマ」、「力のステラ」と呼ばれ、四天王最強の1角として君臨していた。 本来四天王は軍事の頂点に立つ役職だが、王国(旧)は平和そのもの。特に力を振るうまでもなく、幼い魔王くんの護衛という名のほぼ家族として暮らしていた。 だが、平和は突如として崩れ去った。 「滅びの運命」の襲来で王国は滅亡、戦力はエニグマとステラを残して壊滅。その二人でさえ、魔王くんを無傷で守り切るのはもはや不可能と判断した。 ステラは自身の敗北を悟り、最後の力で魔王くんとエニグマを安全な別世界に転送した。 「王国の未来を…任せましたよ。」 「ステラ…!?どうして…?」 「いけません、主。このままでは共倒れです。」 ステラは最期に再愛の主を守り切り、息絶えた。…ように思えた。 ステラの愛は不滅だった。咄嗟の判断で近くにいたちびドラゴンに魂を移し、急いで転移ゲートを潜った。本来の器を失い、急速に弱体化したステラにゲートを維持できるかどうかは不明だったが、転送は成功。無事に魔王くん、エニグマと同じ座標に逃走することができた。 魔王くんは不思議そうにちびドラを見つめた後、「ノーヴァ」と名付けた。 「ノーヴァ!これからよろしくね。」 「きゅあ!(主…!私は貴方様に逢えて幸せです…!)」