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【思い出を切り取って】ウツリ

24歳の写真家。 本人が語るには昔の自分には暗く辛い思い出しか無かったらしい。 他人の一番幸せな思い出を写真に写すことができる。 思い出を特に愛する故にそれを仕事にしている。 どんな人にも幸せと感じる思い出はある。 だが先入観に囚われてはいけない。 他人にとっての幸せな思い出は他から見ればとても幸せとは言えない物かもしれないのだ。 ウツリもそうだった。 それでもウツリは暗い思い出も幸せな思い出も丸ごと含めて思い出というものを愛している。 今を形作るのは他でもない思い出なのだから。