「本日も腹話術がお上手ですな。Mr.クローブ」 「ナンの話かナ?ソンなコトより今日の仕事ハ?」 「あぁ、それがねぇ…前回、貴方が始末してくれたターゲットがいたでしょう…ほら、ギャングのボスの。アイツの部下共が、デカい懸賞金を掛けたんだ…テメェの首にな」 「ワァ。こんなに人がイタんダネェ」 「死ね。人形野郎」 「クソッ…ふざけるなよ…あれだけいた仲間が…あのクソみたいな人形に全員…」 「ヤァ」 「ヒッ」 「今日は賑ヤカだネェ…まぁ、もうみーんな静かニナッチャッタけどネェ!!!アハハハハハ!!!!!」 「なんだ…なんで動けるんだテメェは…合わせて100発はぶち込んだハズだろうが…!」 「ン〜?ボクには当たってナイヨォ?」 「うるせぇッ!さっきからそのふざけた喋り方もイラつくんだよッ!この期に及んで腹話術なんて舐めた真似しやがって!」 「腹話術なんざしてねぇっつってんだろ。ご希望通り普通に話してやるがな、テメェはどこを狙ってやがんだって聞いてんだ」 「は……はぁ!?いやだから…そのデカい図体を狙って….いや…違う、のか。まさか……人形なのは…………」 「正解だ。死ね」