【概要】第600装甲擲弾兵師団第7技術研究所がC型(女王)と共に作った寄生兵器D型の先行量産型。 【名前の元ネタ】サンスクリット語で慈悲や同情、他者への優しさを意味する"karuṇā(カルナァー)"。役職が変わった現在では皮肉な名前となってしまった。 【恐靴の異名】当初は衛生兵や軍医として作られたが、オスマイオ技術士官の行った*¹[削除済み]によって才能が開花した模様。 今ではカルナーの足音(低身長なので歩幅が狭く、歩くと忙しなく軍靴が鳴る)が収容棟内に響くだけで凶悪な収容者が怯えるほどになった。 なお、ヒポクラテスの誓いは行っていないが、見ず知らずの人間でも頼めば無償で診察や簡単な医療処置をしてくれる。 *¹(人以外に対する医療行為に精通させるというオスマイオ技術士官の当初の意図からは明らかに外れた) 【カルナーの性格について】《削除済み》博士の追記:度々カルナーが"サイコパス"と誤解されるため追記しておこうと思います。 まず、カルナーはサイコパスではなく、アレキシサイミアです。 サイコパスとアレキシサイミアは幾らか似た様な性質を持ち合わせていますが本質的には違います。 サイコパスとは冷徹で共感性が無く、自らの利益の為に社会規範や倫理規範を無視して行動したり、他者を利用する人物の事を言います。 確かにカルナーは寄生虫の影響によって精神を分離されて無感情ではありますが、他者に害を加えず師団の軍律と社会規範に従って行動している彼女には到底当てはまりません。 これでカルナーような人物に対して、サイコパスのような専門用語が不適切なのはご理解い頂けたと思います。 しかしサイコパスとは異なる性質を持つ場合でも、心理学的に説明できるカテゴリーがあります。それがアレキシサイミアです。 【 アレキシサイミア(Alexithymia)】 アレキシサイミアは、感情の認識や表現が困難な状態を指します。感情を認識する能力に欠け、感情の起伏や表現が乏しい人物に使われます。 無感情であっても、他者に対して無害で利他的な行動をとる人物(カルナーの様な娘です)がこの状態に該当することがあります。 ただし、アレキシサイミアは感情が完全に欠如しているわけではなく、単にそれを適切に認識したり表現したりする能力が欠けている状態です。 先に書きましたがカルナーの場合は寄生虫の影響を利用して意図的に精神を肉体から分離しているのでアレキシサイミアなのです。 どうかご理解のほどをよろしくお願いしま す。 ー敬具ー