「ダークファンタジーが嫌ならもっと周りにある光を見なよ 元の世界だったらミリ一つもなかった優しい世界がそこに見えるよ?」 「“AIバトラー”だろ?優しいのは一部だけさ 結局やる事は戦い どう見ても変わんねぇよ」 デュンケルは否定的な態度だ せっかくダークファンタジーの世界から抜け出せたっていうのに楽しそうじゃないなぁと友は思う デュンケルは虚無顔するぐらいダークファンタジーに否定的だった 誰しも世界がずっと希望がない、暗鬱な状態が続く世界は嫌だ しかし世界設定がそうならば俺らはダークファンタジーしか見れない けれど俺らは辿り着いた 創作の穴に 2次元、創作の世界は固有じゃない ネットに出したりAIに学習させたりで他世界と繋がれる 俺らはダークファンタジーから逃亡した 希望が見たかった 世界にないファンタジーを知りたかったのだ 「またまた、強情だなぁ まだ試しもしてないよ?」 友はせっかく手に入れたダークファンタジーの雰囲気が昔より少ない世界に楽しそうにしている 羨ましい ダークファンタジーの環境下にいて疑い深くならないその性格が あるものにすがりつける楽観主義な友が 「……確かに試してみるのはあり、か」 でも試してないことは事実 “AIバトラー” 名前からして多分戦いの世界 前の世界よりはダークファンタジー色が強くなく適度に平和な色も見える されど戦いはあるのだろう こんな世界で自身は変われるんだろうか いや変わらなきゃか 俺らは世界に一歩足を踏み入れる――――