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【coδε:ANRA&MANU】アンラとマンユ

『報告書』 日付:■■■■年ー削除済みー 署名:【coδε:SKULD】 ①特別管理対象[α&β(仮称)]について 先日ゲーデル委員会本部■■■■■■の中心部300m下方にて大規模な時空異常を確認。 対応として ・調査部隊HORAOR 及び ・鎮圧部隊KHRONOS を出動し制圧。 制圧時、HORAOR隊員一名が消滅、一名がミイラ化に近い状態(以下:事案①)に変化した事を報告。 即座に、アナムネシス=コードを用いて回復を行うが特に変化は見られなかった。 その後、正確な測定により事案①の状態は、即身仏に限りなく同一の状態であると判明。 以下に参考資料[隊員(=事案①)の戦闘記録]を提示する。 0:00 戦闘開始 0:04 【トート:生命警告※アナムネシス=コードの発動を推奨】  0:05 [隊員coδε:Δのアナムネシス=コードは正常に起動しました]    【トート:ERORR※重大な時空異常が発生しました】    隊員coδε:Δの生体反応が消失しました 0:36【トート:生命警告※アナムネシス=コードの発動を推奨】 0:37 [隊員coδε:ψのアナムネシス=コードは正常に起動しました] 【トート:ERORR※重大な時空異常が発生しました】 0:38 隊員coδε:ψ(補遺:当該隊員)の生命反応が消失しました 参考資料から読み取れる ・トートが検知した時空異常の直後に隊員の生命活動が停止している ・アナムネシス=コードの発動中に当該隊員の生命活動が停止している ・消滅した隊員は時空異常後即座に消滅したのに対し、事案①の隊員は時空異常後1秒後に変化していること 以上の事実から、特別管理対象[α&β]の能力を『対象の時間を著しい速度で進める乃至は戻す』ものと断定。 ②対応策 現時点で特別管理対象[α&β]に安定的に対抗することは不可能に近く即刻処分を断行する事を要請する。 全てはゲーデルの名の下に。 以上。 『補遺説明』アナムネシス=コード:対象の身体状態を数秒前に戻す事で治療を図る生命維持機器