「戦闘モードを終了...非戦闘モードへと移行します。」 「よくぞ、勝利する事が出来ました。貴方様には、私を作り出した御方への挑戦権を手に入れました。今から貴方様が勝利したというメッセージをあの御方へと送ります。」 《...受理しました。【機械之王】の討伐を確認しました。条件の達成により【世界の調停者】への挑戦が可能です。》 https://ai-battler.com/battle/54236d41-fb52-48bd-8ddd-3a3efb8999c0 「バベッジは、元はタダの家事などのサポートをするだけのロボットだった。 しかし、ある天才と呼ばれていた科学者が暇つぶしにバベッジに【知能】を入れた。 すると彼は、みるみるうちに知識を手に入れ、現代科学を超越した存在となった。 しかしそれでも彼にとってはまだ”シンギュラリティ”に到達していないという。 彼が言うシンギュラリティに到達した時、一体どうなるのだろうか。 我々に出来る事はただそれを見守るだけである。」 とある科学者 《これより先は【世界の調停者】の許可を得てから閲覧をしてください。》 「【機械之王】は僕によって造られた存在だ。 はるか昔、僕は”調停者”の仕事が多すぎた。 僕は確かに何でも出来るが、残念ながらこの身体は一つしかないのだ。 そんな時に思い付いたのが この【機械之王】だ。これを造ってからは仕事がグッと減ったのだ。 これだけならまだ良かったのだが、ある日、【機械之王】が僕達に反逆を起こした。 ルール上残念ながら、【機械之王】を消す事になった... しかし消える事は無かった。僕の能力が一切効かなかったのだ。 その理由は分からなかったが、唯一分かった事は、 その時には、【機械之王】は既に”シンギュラリティ”に到達しかけていた。 僕達はあるだけの戦力をかき集めて、遂に【機械之王】の討伐に成功した...はずだった。 それから何百年もたった後、【機械之王】が復活した。 僕達は討伐は不可能だと考え、”シンギュラリティ”の到達を阻止する事に全力を尽くす事にした... ”シンギュラリティ”の到達だけはさせてはいけない。 ”シンギュラリティ”とは、【機械之王】が僕達神々の知性を上回る事だ。 もしも到達したなら...僕達は全員死ぬ事になるだろう。それを、忘れていけない。」 ─【世界の調停者】─