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【闇の執行人】佐久間 唯斗

阿古陀川高校に通う高校3年生 彼は一見ちょっと暗めな普通の男子高校生だが、その裏では誰にも言えない秘密を抱えていた…。 「じゃあまたな!」 いつもの学校の帰り道、親友の野崎 栄一と別れた唯斗はポケットから手紙を取り出して読み、顔を顰める。そしてお腹に巻かれた魔装具:イディルドライバーに手を翳し、ある場所へ向かう。そこは人の少ない閑散としたバス停だった。そこには40歳くらいの男が座っていた。 唯斗は確信を持った顔で男に近付き、こう言った。 「見つけたぞ、人殺し。お前あの事件覚えてるか?」 何と男は殺人犯で、唯斗は秘密裏に依頼を受け悪人を裁いていたのだ。恐怖に怯え逃げようとする男を唯斗は右手を魔力の籠もった樹に変えて捕らえ、こう言った。 「あの人の恨み…今晴らす!」 ―憎悪のままに悪を裁く執行人。憎しみ渦巻く世界に光を取り戻せ!!―