前作『とびっきりの最強対最強』にて悟空と戦い、最終的には太陽まで吹っ飛ばされて焼き尽くされたクウラ。 だが、脳だけは無傷のまま残ったらしく、驚異的な生命力で宇宙を漂いながら生き延び、その末に機械惑星「ビッグゲテスター」へと流れ着いた。 ビッグゲテスターの核であるメインコンピューター(厳密にはこの惑星の大元であるコンピューターチップ)と同化する事で同惑星を手中に収めたクウラは、本体である自身を惑星の中枢に安置させ、惑星のオーバーテクノロジーを利用して自身の分身を大量生産した。 これによって誕生したのがこのメタルクウラであり、技や能力は本人のものを踏襲しつつも新たに瞬間移動を会得。劇中ではお互いに超空間内での攻防が展開されていた。 攻撃系の技では新たなもの以外に「スーパーノヴァ」といった復活以前の技を持ち、一部ゲーム作品では『ドラゴンボールZ 舞空烈戦』で披露した「マシーナリーレイン」のように、量産型という特徴を活かした人海戦術を用いた技も存在する。 特筆すべき点は、ボディが損傷・欠損しても、そのダメージデータをメインコンピューターへと転送し、即座に解析・修復・補強される事である。これにより欠損部分が再生するだけでなく、ボディの強度と戦闘力までもが増強する。 ただし、この一連の流れの途中で追加攻撃を受けてしまうと修復が追い付かなくなる弱点を抱えており、作中では悟空とベジータの連続攻撃を受けた事で、修復速度とダメージの許容量を超えてしまい破壊されてしまった。 動力源は不明だが、疲労などの様子が見られない事からドクター・ゲロ製人造人間らのように永久式エネルギー炉を搭載している可能性がある。そうしたこともあり、その総合的な強さは当時の超サイヤ人化した悟空やベジータを上回る程であった。 何よりも恐ろしいのは、上述の通りこれはあくまで「量産型兵器一個体のスペック」でしかなく、この化け物が無尽蔵に生産可能なことである。 劇中では最初に遭遇した個体は、悟空とベジータを相手取っても優勢に戦いを進めていたが、フルパワーを出した2人の連携に再生を超えて破壊され撃破されている。その際、2人は超化が解けるほど力を使い果たしている。