肉肉しいそれを見た。 空間だ新鮮で腐った肉の狭い世界 その中心に蟲が居た。 そしてその蟲を見つめる一つの影もまた その場に立っていた。 影は恐らく目覚めたばかりで、 それでもはっきりと眼前の蟲を見つめていた。 影はそれに近づきそれを自己の脳と知る その脳蟲は下卑た笑みを浮かべながら、 ゆっくりとゆっくりと緩やかに潰れていった。 その様を見て影は、 まだそいつに脳として置いておかなければならないのだと必死に足掻いた。 足掻いたが、抗ったがそれでも潰れてしまった潰してしまった潰していたのは影だった下卑た笑みを浮かべた肉塊であった。