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【夜闇を征く安息の灯火】 “幽霊船ナハトフロイデ号船長” ゴステス・ソー・ダリム

 インド洋を取り仕切るロック・リディア大海賊団の“幽撃船長”。 幽霊船ナハトフロイデ号を乗り熟し、大海賊団中で最も乗組員の少ない船ながら遊撃部隊としてかなりの成果を挙げている。決して剣術がすごいとか船の性能が良いとかではなく、その成果はあくまでゴステスや乗組員達の圧倒的隠密性にある。 大船長リディア曰く、「ナハトフロイデ号はビールが美味くなかったらアタシ達含め誰にも気付かれないだろうな。」とのこと。 ゴステスは生来難題の多い人生を歩んできたが、全ては生きる為、常に前を向いて歩んできた不屈の男である。 それ故か占星術に詳しく、占いの精度は百発百中。ゴステスは占いに頼ってはいないが、他の船の船長達からはよく宴会の時に強請られている。 秘具 -オールドマン-  さんざめく灰色の刀身の太刀。絶妙な魔力の屈折率から奇跡的に『肉に触れた生物の生命力を吸い取る魔法』が常時発動している。この刀は持ち主の命をも吸い取る必死の名刀だが、握り方や注ぐ魔力量を調節すると内部の魔力反射を変革させることができ、『吸い取った生命力を持ち主に渡す』『吸い取った生命力を触れている生物に渡す』『吸い取った生命力を青き炎に発火させて切れ味を増す』魔法能力を解放できる。 ゴステスはこの全能力を瀕死の状況で解放したが、本人も完璧に制御できている訳ではなく、毎度斬る度に刀身が発火したり、他者を回復させる時にも全ての生命力を渡せなかったりする。 魔力技術 適正水属性 属性剣 習得済 属性鎧 未習得 覇性  未習得 個人スキル “幽息夜”  “夜”を操る能力。夜の性質は以下。 ①黒いジェル状で、常に冷気を纏う。 ②冷気の強弱は調整可能で、最大出力では“夜”から冷気がはみ出す。 ③最大体積は250㎥。 ④昼の間、覆った物体を不可視する。透明化とは違い、外側は環境を映し、内側は暗い夜を映す特殊な布で隠している状態に近い。 ⑤夜の間、冷気と③が大幅に強化され、最大体積は2.5㎦、冷気の強さは海を一瞬で凍り付かせるほどになる。 ⑥昼の場合、“夜”の内見はその日の12時間後を反映し、夜の場合はその日その時の夜をそのまま反映する。 とても不意討ち向きな能力で、範囲の広さが最大の武器。斬撃と組み合わせることで、不可視の凍傷斬撃を飛ばすこともできる厄介な力だ。 船 -幽霊船ナハトフロイデ号-  木製の旧型戦艦で、前方には砕氷システムを搭載している。波が立たないように錨が複数個付けられており、隠密性能が高い。その代わりに大砲は普通、武器も特別なものはなく、攻撃性能に目立つ所はない。 ところどころ苔が生えているが、それは船長であるゴステスの趣味。ロック・リディア大海賊団の中では「ビールが美味い船No.1」の称号を得ており、八恵から静か~に嫉妬されている。