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空母飛龍

航空母艦飛龍は元々「蒼龍」の同型艦として 建造されていたが、ワシントン軍縮条約を破棄した事で自由な設計が出来るようになったため、蒼龍より少し大きめに完成した。艦橋は「赤城」と同様左舷中央に設置されている。滑走距離が長い艦載機にとって艦橋が障害となりにくい、重量が煙突と左右均等に振り分けられ設計上有利となる、飛行甲板上の作業指揮がとりやすい、士官居住区から艦橋への通行がしやすくなる、格納庫の形状が良好となる、といったメリットがあったためだった。しかし左舷艦橋は、プロペラの回転方向の関係から左へ流れやすいレシプロ機の着艦時に障害となることが赤城の運用で判明し、のちの日本空母はすべて右舷艦橋とされた。なので建造中だった翔鶴型も右舷前方に艦橋が移されたが、竣工間近にいた飛龍はそのままでいった。ミッドウェー海戦で沈没した。