オシラ様。約束を結ぶ(成立させる)ことがその力の本分である神。古来より約束は人の社会を成り立たせるのに不可欠だった。約束を破る者は罰せられるべき。そんな人の想いがいつしか天罰を与える神の存在を造った。既に土着の神として強い力を持ってたオシラ様は、その役割を被り社会を守る存在に変わっていった。自分達が住む世界を守る為に契約を強い力で成り立たせる彼女の存在は、世界の維持に不可欠な存在となった。約束を守るべきという人の想いが彼女を強くし、彼女の強さが約束を守るべきという人の想いを強くする。 良い笑顔で破滅を齎す。約束を破る者には容赦などしないオシラ様であった。