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静かなる大地のマルテ

前の地の精霊が滅んでから、豊かな大地は砂漠と岩肌ばかりになってしまった。そこに住まう民はどうか大地を戻してほしいと新しい精霊の依代としてゴーレムを造る。だが、貧しい土地の少ない資材では子供程度の体を作るのが精々だった。 しかして、長い年月の末についに魔法生物は精霊となった。その体は作り替えられ、その顔は伝承に残る女神によく似ていた。自分を願った民を守る為、ゴーレムらしい巨大な手を得た。 だが、そのゴーレムが選ばれた頃には、民は誰一人として残っていなかった。みな住みやすい土地へと去ってしまっていた。 地の精霊は今日も一人過ごしている。