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【激昂する死神】メイザー=エルティーン

生命の簒奪(ライフスティール) 死神の権能であり、確実に命を取ると決めた相手にしかつかわない凶悪な技。相手の生命力を奪い自身の糧とする技で、受けた相手は生きながらにしてじわじわと死に近づく恐怖を味わい、身体の末端から動かせなくなっていく。 死神舞踏(デスワルツ) 大鎌【ソウルリーパー】とマグナム【XIII】で華麗に舞うように魂を刈り、削り、破壊する技。本気を出さない限り大抵は【序曲】しか使わない。 魂纏葬送(こんてんそうそう) 今まで刈り取った、簒奪してきた魂を自身の糧として燃やし、青白い炎を纏うような姿になる。燃やした魂の持ち主の力を自らのものとし、身につけた能力を組み合わせ必殺の一撃を繰り出す。 ーーー 彼は非常に優秀な死神だった。 刈り取ってきた魂の数はゆうに他の死神の10倍を超えるほどに。 そんな彼はいつしか周囲からは恐れられ、誰ともつるまなく、誰からも怒られることもなく、ただ悠々と怠けて生きるようになってしまった。 つまるところ、彼は生まれて一度も負けたことがなかったのだ。 彼の唯一の取り柄、強さを剥奪されれば彼のプライドは何にも寄る辺がなくなってしまう。 彼の怒りはそんな脆い自身の内面を守るためのものだったのかもしれない。 喧嘩をするにはあまりに危険な存在、しかしそんな彼をさらに打ちのめすことができれば、自身の脆さと向き合うきっかけをあげられるのかもしれない。