彼女の生まれた場所はとても貧困でとても残酷だった 食事も水分もまともに取れないスラム街だった 彼女は他のものに子たちと食べ物や資源を分け、生活していた それは他の人から見れば不幸せかもしれないが、彼女にとっては少なくとも幸せではあった 「こんな毎日が続けばいいな」 彼女はそう考えながら眠りに落ちた 翌日、彼女は騒音で目が覚めた 目が覚めるとそこは、辺り一帯花畑で不気味だった 昨日食事を分けた者も虚ろな目で空を眺めていた 彼女が皆にどうしたか聞くと「なんも無かった」という中身のない返事が来た 他の人達も同じ様な返事だった 彼女はなにかあるのかと思わんばかりに空を見あげた …綺麗な青空があった 他の子達が滝の方へ近づくと彼女もそれについて行った 彼女が他の子に追いつくと胴上げされ、滝から落とされてしまった 「ゴホッガハッゲホッ」彼女は咳と同時に意識が戻ったとい 今度は見渡すといつものスラム街だった しかし、目の前にはいつもとは違う光景が広がっていた 食事を分けた子達が血だらけで横たわっていた 目の前には小さい子を庇う子とガタイの良い男性三人組 彼女の個人スキルが芽生えた 少しでも仲間を助けたいという思いが込められた個人スキルが 彼女は三人組の攻撃を完璧に防いだ しかしこっから反撃するのは厳しいと思われていた 三人組はすぐに彼女達に興味をなくしどこかへと去ってしまった 結果的に殺害された子供達の人数は43人、残った人数は12人