外見 光に包まれ良く見えないが黒髪、目には◇の形をした瞳がある 18歳程の外見 性別 男性 好きな物 フライドポテト 好きな動物 ビーバー 嫌いな物 戦隊もの 仮面ライダー プリキュア 悪 トマト 根は真面目なので嫌いな物もしっかり食べる 身長 168cm 自身の正義を絶対としている為自身以外の正義を嫌う 常に無口だが独り言を定期的に呟く 「彼女の目的を…」 正義こそが全てという考えを持つ彼は一人の幼馴染の目的を果たす為全てを消滅させる道を選んだ なおそれが彼女の目的であるかというとそうではない ある2つの正義の話 あるところに自身の正義を抱える男の子と女の子がいました 男の子は言いました 「僕の正義こそ本当の正義である!」 女の子は言いました 「私の正義は結局のところ他からみたら悪に過ぎない…つまり私は悪である」 男の子はそれに反論しました 「何を言う確かに君の正義は僕からすると偽物だけど君は少なからず悪ではない!」 女の子はクスクス笑い彼に言いました 「ありがとうでもこれは事実なの結局のところ悪も正義も一緒これはもうどうしようもないことよ」 男の子は不満を感じましたがそれ以上何も言いませんでした しばらくして二人はそれぞれの正義の為に進み二人で一緒に居ることはなくなりました ある時二人は再び出会いましたしかしそれは彼にとって最悪の再会でした 速攻悪「あら久しぶり元気にしてた?」 彼女は悪としてそこに現れたのです 男の子は言います 「なぜ悪に成り下がった?君は正義のはずだ!」 彼女は言いました 「正義ってなんだろう?悪ってなんだろう?」 男の子「はぁ?」 男の子はその発言に呆れ答えました 「正義に楯突くものが悪で悪に立ち向かうものが正義だ」 彼女はまたもやクスクス笑いました 男の子「何がおかしい!」 速攻悪「じゃあ悪に正義があったら?悪にも正義があってそれに楯突いたら?正義は悪になるんじゃない?」 男の子は反論しようとしますが言葉が思いつきません 「フフフッ結局のところ悪も正義も一緒なのよただ互いの正義をぶつけて合ってるだけ」 そう言って彼女は止めようとする彼を差し置いて去っていきました しばらくして男の子は大人になりましたしかし大人になっても彼はあのときの言葉を忘れられずにモヤモヤしていました。しかし彼はその言葉をなるべく思い出さないようにし自身の正義を信じ悪を滅ぼしていきました ある時二人はまたもや出会います 彼女「私は悪と正義を滅ぼそうと思う」 男は出会ってそうそうそんな事を言う彼女に驚きそれと同時に怒りが込み上げ彼女に言いました 「何を言っているんだ!?悪と正義が滅んでしまえばこの世にはもう何も残らないじゃないか!それに正義が滅んだら俺まで消えるんだぞ!」 彼女は言いました 「そうはならないわ」 男は困惑したが続けて言いました 「お前はどうなる!悪として生きてきたお前は!自殺でもするのか?」 彼女は彼の怒りに困惑しながらも話を続けました 「私はあなたを滅ぼす気はないし私は自殺する気もない!」 「ならどうする!」 「わたしはただ…」 そう反論しようとする彼女の言葉を遮り男は続けていきます 」お前はいつもそうだ悪と正義は一緒だなんて理由のわからないことを抜かすならお前は何なんだ?悪として過ごしたお前は実は正義だったのか?なら最初から正義でいればいいじゃないか!」 「だから私は!」 彼女は泣きそうになりながらも彼に弁明しようとしました しかし怒り、疲れた彼の耳にはその言葉は入らず彼は彼女に聞きます 「お前は…結局どっちなんだ?正義か悪か…」 「私は…」 「…………」 「私は悪よ」 「正義を滅ぼす悪」 男はその言葉を聞き絶望し彼女に伝えます 「そうか…わかったお前は悪なんだな。なら滅ぼさなければ…」 「………」 「分かったわ、あなたは悪だけを滅ぼせばいいわ。ただ忘れないで悪と正義は一緒って事を」 彼は暗い顔をしていう 「さらばだ友よ」 男がそう言うと彼女は光に包まれ消滅した その後男は泣き崩れひたすら泣いていた どれくらい経っただろうか…彼はようやく泣き止み彼女の言葉を思い出す 「悪と正義は一緒…悪にも正義がある…悪と正義を滅ぼす」 私の悪は彼女の正義、他の正義は私の悪… あぁそうか…悪と正義は一緒なのか…彼女は言っていたじゃないかなぜ気づかなかったんだろう。自分の正義を過信しすぎた 彼女の意志を継がねば私の使命を果たさねば悪を滅ぼすそれは同時に正義を滅ぼすこの世を滅ぼす世界に終焉を…」 完