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Ⅵ号戦車ティーガーⅡ

ティーガーⅠの開発会議中、もう一つの戦車が生まれた、それがティーガーⅡだ。56口径88mm砲から長砲身の71口径88mm砲に換装した重戦車ということでポルシェ社とヘンシェル社に依頼し、最終的にヘンシェル案となった。前面装甲はパンターと同じく傾斜しており避弾経始に優れている。さらに駆動系も 開発中だったパンターⅡの部品を流用していたためティーガーⅠの後継型というよりかはパンターの重戦車版的立ち位置になった。火力も装甲も最高だったのだが駆動系は一品ではなかった。40tほどのパンター用の足回りでは70tにも及ぶティーガーⅡの重量を支えるには負担が大きすぎて故障が相次ぎ、そして燃料の消費が激しく燃料切れで放棄されるのも少なくなかった。