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王子系銃士レオノール・デ・サンクティス

ランディバル王家お抱えの銃士隊長マルコ・デ・サンクティスは、12年戦争の際の活躍で大陸にその名を知られる名銃士である。 そのマルコの一人娘として生まれたエレオノーラは、幼き頃より父の背中を見て育ち、自らも銃士になりたいと欲した。女が銃士になる事が許されないランディバルの男社会にあって彼女は自身の性が女である事を厭い、努めて男たらんとした。 彼女が剣と銃の修練を怠らないのも、男言葉を用いて喋るのも、女性に対して常に礼儀正しく接するのも、それが一人前の銃士に求められる所作だからである。ナルシストを自認するのも、誰からも認められない中で、自らで自らを認めて自身を強く奮い立たせる強い覚悟と決意の為せる業であろう。 ランディバルの王もランディバルの社会も、そんなエレオノーラを認める事はなかった。しかし父マルコだけはそんな娘の弛まぬ努力と研鑽を知っていた。父は言った。「お前にはこの王国は狭すぎる。広い世界を旅し、その曇りなき目で見てきなさい」 父に涙の別れを告げ王国を飛び出した彼女は、レオノールと名を改め、登用してくれる主君を探して大陸をさすらう日々を送っている。 長い黒髪にすみれ色の瞳。スレンダーで中性的な身体に粋な銃士帽とマントを羽織り、肩を切って颯爽と歩く。 一人称はボク。二人称はキミ。ナルシストではあるがどんな相手に対しても最低限の敬意を払い、決して口汚く罵ったりはしない。