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SCP-001 S. D. ロックの提言 "夜明けの時"

Access File: SCP-001 改訂版#3/12: 音声ファイル (1) アイテム番号: SCP-001 オブジェクトクラス: Apollyon 特別収容プロトコル: その性質のため、SCP-001の収容は不可能です。安全な施設にいるSCP-001イベントの生存者はお互いの接触を絶やさないようにしてください。職員が自己判断で何らかの方法でサイト-51サイト-19へ到達することは推奨されます。 野外を移動する生存者は防護のための衣服、可能なら複数の層で体を完全にカバーしなくてはいけません。徒歩は可能な限り避けてください。都市──および人工の構造物は一般に──最高の防御となります。以前は森林だった場所は避けるべきです。航空機による移動が最も推奨されます。 SCP-001に暴露した職員は喪失したものとみなします。負傷した職員は見捨てられます。安楽死は試みられません。 対処困難な大きさのSCP-001-Aの融合体は何としても回避してください。伝導性電撃武器は実例を行動不能にするのに部分的に効果的であると示されており、自衛のために使用可能です。火炎性の武器も同様に働きますが、冷凍兵器が最も効果的です。 試験により、SCP-001-Aは消費しても比較的安全であると示されています。これは他の手段がないときの最終手段としてのみ考慮されるべきです。消化器内での再構成の可能性があるため、閉塞を避けるため一度に少量ずつ消費してください。 サイト-19の職員は別世界の居住地化の研究を行います。シャトルは光が内部に入らないように建造されなくてはなりません。 説明: 太陽は[システムエラー] データ消失: ec172. システム管理者にコンタクトしてください.のイベント後にSCP-001に指定されました。最初の24時間で~68億人の犠牲者がもたらされ、このイベントはXK-Δ-クラス ”太陽異常化”(Solar Singularity)シナリオに分類されました。 SCP-001の影響は紫外線への暴露の結果ではなく、むしろ可視スペクトル(~390-700 nm)によるものと考えられます。月光も同様の影響がみられます。 太陽から発する可視光線に接触すると、生体は接触した場所から液状化し、その影響は全身へと広がります。外見は溶けたワックスに似ています。これに要する時間は暴露の程度と生体の大きさに依存します。このような再構築にもかかわらず、生体は死亡しません。 これの生体はゼリー状の粘性を帯びます。その流動する生体は成功度は様々ですが、その元々の形態を再現しようと試みます。 植物は典型的には物理的に不活性となり、光合成を行い酸素を産生することが可能です。飛行可能な生物は飛行能力を失います。動物は知覚力があり、集合体に吸収されていない限りは正常時の行動を模倣します。人間はある程度の知性と記憶力を保持しています。 生物である異常存在がSCP-001に暴露された場合も同様に影響を受けます。暴露により発揮していた異常性は消失すると思われます。 その成分ゆえに、SCP-001-A実例同士が接触すると分子レベルで結合し混ざり合います。この過程は痛みや苦しみを伴わないように見えますが、結果として生じた融合物は動きを止めます。SCP-001イベント以降、殆どの実例がこのような集合体に凝集しています。限界量は無いように見えます。 生じた集合生命は不定形で混沌としています。構成する生物は完全な液体から半液体まで変化し、四肢や胴体が周期的に突き出ます。突き出た構成物は短時間で崩壊するか他の構成物に飲み込まれます。 集合実例はその質量を運ぶために並列に配置された付属肢を使って移動します。より大きな実例は、構成する生物から仮足を構成し、アメーバに似た方法で自らを引きずります。 ファイルを表示中: SCP-001 改訂版 #5/12: 事案報告添付 アイテム番号: SCP-001 オブジェクトクラス: Apollyon 特別収容プロトコル: 変更は投稿されていません。情報が破損しています。 説明: 変更は投稿されていません。情報が破損しています。 +添付ファイルを開く: 事案報告-001.1                      …           …           …         アクセス承認。 奴らはこの頃ずっと我々の名を呼び、外へ出るよう誘いながら居座っている。その音がさらに奴らを呼び寄せている。数ダースの人間と神のみぞ知る数の動物たちが巨大な集合体の内外を転がり周り、溶け合わさっている。人の叫び声と、メーメー、キーキー、ワンワン、あらゆる種類の鳴き声が止むことはない。この地獄の中で最もよく聞こえ、最も心を掻きむしるのは、まるで楽しんでいるかのようにも聞こえるおぞましいうめき声だ。 我々が篭っているのを知る限り、彼らはここを離れる気はないだろう。 我々は1人のDクラスに、外へ出て彼らをおびき寄せここを離れさせる事ができるか試みるように言った。驚いたことに彼は承諾した。彼が求めたのは銃1丁とマガジン1つだけだった。彼は外へ出て、奴らの一体に捕まった…そいつは彼のマスクを脱がそうとしていた。彼は何とかピストルを顎に当て、発射した。彼は幸運だったと思った。 彼が崩れ落ちたあとも、奴は彼の服を脱がそうとし続けた。フードを引き裂き、その中に入り、内側から引き裂いていた。 彼は帰ってきた。変化は始まっていた──服の残骸から汚泥を垂れ流し、叫んで叫んで叫んで── 奴らは私達を死なせるつもりすらないのだ。 サイト管理者には計画があるようだった。彼のオフィスに隠された脱出トンネルがある。サイト地下のトロッコが我々をセーフハウスへ導くだろう──そうすれば、我々はそこからサイト-19へ出発できる。 Access File: SCP-001 改訂版#8/12 添付ファイル  (1) アイテム番号: SCP-001 オブジェクトクラス: Apollyon 特別収容プロトコル: 変更は投稿されていません。情報が破損しています。 説明: 変更は投稿されていません。情報が破損しています。 Access File: SCP-001 改訂版#9/12 添付ファイル (1) アイテム. 痛いわ. オブジェクト. ごめんなさい. 特別収容プロトコル: SCP-001 の収容はされるべきではありません。安全な施設にいるSCP-001イベントの生存者 が真にともにあることはできません。 職員が自分自身を乗り越え、自分のほうがものを知っていると考えるのをやめることが推奨されます。 ずっとここに隠れてる訳にはいかないわよ、愛しい人。 SCP-001に暴露した職員はあなたが見捨てられる人々ではありません。 私はあなたに助けてなんて言ってないわ。あなたがするべき選択じゃなかった。 安楽死は試みられませませませませませません。 伝導性電撃武器なぜ?は実例を行動不能にするのに部分的に効果的であると示されており、自衛のために使用可能です。ただ立って私を見ているのは止めたほうがいいわ火炎性の武器も同様に働きますが、うふふ冷凍兵器が最も効果的です。 サイト-19の職員は後悔していません。私もよ。遅すぎるなんてことはないわ、愛しい人。. 説明: 太陽は私達がついに自由となった後にSCP-001に指定されました。影響は瞬間的であり、あなたが私を切り離さない限り、全ての苦しみからの開放という結果をもたらします。この変化は恐ろしく見えるのでしょうね。 このような再構築にもかかわらず、あなたは死亡しません。 約束するわ その成分ゆえに、SCP-001-A実例同士が接触すると分子レベルで結合し混ざり合いますそしてついにひとつになる。 この過程は少しも苦しくないわ。 SCP-001イベント以降、殆どの実例がこのような集合体に凝集しています。限界量は無いように見えます。こわがらないで 生じた集合生命はキレイだわ。構成する生物は完全な液体から半液体までそしてまた液体へとついには入って出て入って出て入って - 四肢や胴体が決して離さない。 すべテハひとつ 崩壊するか他の構成物に飲み込まれます。 集合実例は再びあなたの近くに居ようとして移動します。 とても激しく 私を中に入れて なかに、いれて Access File: SCP-001 改訂版 #12/12 添付ファイル (1): アイテム番号: SCP-001 オブジェクトクラス: Apollyon 特別収容プロトコル: ファイルは以前のバージョンから復元されました。情報が破損しています。 説明: ファイルは以前のバージョンから復元されました。情報が破損しています。 むごい。 こんな終わり方しかなかったのか? あなたは引き出しを開け、銃を取り出す。あなたは無意識にそれを手の中で転がし、ここからどこへ行こうか考える。サイト-17?64?あなたが最後の1人ではないはずだ。コンピューターが鳴る。ファイルにアップデート? Access SCP-001: 現在の反復アップデート (1) 分前 アイテム番号: サフラン色の空が燃え盛る太陽を引き上げる その時は戸惑いを見せながら来る いつの日か、私の愛しい人、我らは一つとなる オブジェクトクラス: 二人が一つとなり、歩み始めた あの熱狂的で、粗野で、輝く霞の中を 藍色の空が輝く太陽を抱く 特別収容プロトコル: 私達が走ると、空に光が広がる あの島に降り注ぎ、狂おしく焼いていく その日に、愛する人よ、私たちは一つとなった 未来が解ける──私達が勝ち取る人生 掲げた家族のつとめと約束 深い空色が揺らめく太陽を運ぶ 説明: 運命に縛られ、埋められて 怒りと憂鬱に流されていた 昨日、愛しい人、私たちは一つであった 今あなたは横たわり 彼女の恵みの届かない暗闇に押し込められた人生は去った 真紅の空は私達の太陽の恵みを孕む 今日、愛しい人、私たちは一つとなる あなたが操作する前に、ビデオファイルの再生が始まる。映像がロードされるとあなたは凍りつく。 それはライブ映像だ。あなたを1フィートほど後ろから見下ろしている。 骨ばった、黒い手がフレームに入り、あなたへカタツムリのような速度で迫る。その手は薬指が欠けている。 考える間もなく、あなたは亡霊を追い払えることを祈りながら振り返り銃を乱射する。 あなたの放った銃弾は壁に弾けた。そこには何もない。 あなたがそれを聞くまで──それらを聞くまでに一瞬の時が流れる。コーラスする叫びに伴奏されたぐちゃりと湿った落下音が廊下から聞こえる。 それはドアを叩きつける。隠れる場所はないのか? それがもう一度ドアを叩く。そこに現れた顔──半分は人で、半分は何か──が滴るのが見える。名状しがたい肉が隙間から押し出され、指へ、目へ、羽へと再構成される。 三度目、木材は内側へと撓む。 唸りを上げて木材は砕け散る。ドアは弾け飛ぶ。 その塊から多数の手足が伸ばされ、あなたを掴み上げる。パスするように次々とあなたを担ぎ上げる。それらは空の収容ユニットを通り過ぎ、階段とホールを抜け、トンネルへとあなたを運ぶ。 あなたは闇の中で、貴重な数秒を得ることを許される。 そしてトンネルの先には、光がある。