荒れた大地は脅威を排除するために強力な存在を作り出す。龍と神が消えてから暫くして、地上は人による無数の戦争により汚染が蔓延る地獄と化していた それこそ地球が死の星となりかける程に かつて龍が生まれたように、大地はいずれまた新たな存在を作り出す。空へ旅立てず、同じ過ちを繰り返す人類はもはやこの星の完全な敵と化した 最後に立つのは人か怪物か 地球史上最大の闘争が幕を開ける 山々を優に越える身体を持つ巨人 手足が身体に比べ長く、殴打の際は遠心力も加わり威力抜群 巨人とは言うものの、生物的には植物そのもの 意思を持ち、一個体として活動しているのは地球意思によって産み出された特別な存在だからだろう 地脈を操作し、養分の行き渡りを促進することで森の拡大や荒れ地の縮小が可能 一方、周囲の生命力を奪い取り、周辺地域を荒野にすることもできる その際場に居合わせた生物はみな養分として吸収される つまるところ、彼が歩いた後には必ず森か荒野が広がっているだろう