ログイン

《灰色から虹色へ》リズ

別バージョンへのURL ↓PBT・MRB用ルールver. https://ai-battle.alphabrend.com/battle/ac7efd6c-f169-4c01-9b3e-c103781ff6b9 ↓殿堂入り当時 https://ai-battle.alphabrend.com/battle/06e201de-6913-498d-b5ce-ebe3f841383f リズちゃんはdiscordの初参加の大会にて活躍してくれた、私の中でも印象深いキャラクターです。 「貧しい環境に生まれたが、その精神と頭脳で苦境に抗い生きる、ボロ布を纏った才気溢れる少女の主人公」が最初のイメージです。今もその核は中心にあります。 ーーーーー ーーー 貧しい町に生まれた少女、リズ。 子供の頃から常軌を逸した光の魔力を持っていた。あまりの力に神から特別な石を賜れた。 その石に力を封印されて常人の下ぐらいの魔力に抑えられている。普段は力を封されているが、人を助ける時や強く願った時にその力を解放する。 その力を人に使い有り難がられると同時に、恐れられ妬まれてもいる。その為、幼い頃から自分の立ち振る舞いや、力の振るい方に苦労していた。時に寝床にも苦労した。人に妬まれぬようにと言われ、質素な服を身に纏う。その美しい目を伏せる。 時に人に恨まれる彼女。彼女が毎日大切に育てていたコスモスの花があった。ある日突然灰となっていた。原因となったのは、近所の子供の放火だったらしい。 悲しかった。なぜ火をつけたのかと子供に問いかけた。「お前が化け物だから」という答えだった。とても悲しい答えであった。 しかし、リズは「化け物でも、貧しくても、生きていてはいけないの?」と問うた。子供は黙りこくった。 リズは知っていた。子供の家族は貧しさ故に苦しんでいることを。特別な力もなく、時にリズと比較され役立たずと言われることも。一生懸命に働いて、衣食住を満たすのが精一杯。それなのに、教会のリズは特別な力を使って金儲けをしていると思っていることも。 リズは滅法に子供を叱り、そして諭し、釈放した。周りには大層驚かれたが、リズはこれで良いとした。 リズは恨まれた事に関しては怒っていない。 リズは人の優しさを知っており、今の灰色の世界も誰かしらが上手くいってないから悪いことも起こるのだと考えている。そのため、自分の力で世界を豊かにし、いつか光溢れる世界にしたいと考えている。その為の自己鍛錬と努力は惜しまない。 「灰色の雨空だって、いつか晴れて虹が架かると思うから」