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【魔法の三原色】足立 渚 (アダチ ナギサ)

成人すると神に望んだ力を与えてもらえる世界で皆が便利な能力を手に入れる中、その世代で唯一攻撃力の高い能力を貰った。 ただ、能力自体に攻撃能力がある訳ではなく、練りようによっては凄まじい殺傷能力を持つ魔法を放出できる「無色の魔力」という魔力を得た。 短大卒業後は持ち前の魔力を活かすために公安能力調査庁に入り、独学で作り出した「青」「赤」「緑」3つの魔法とそれを合わせた「白」こと【属性爆発】で能力を悪用する人を相手にしている。 三原色でないのに爆発が白色になるのは本人曰く「『緑』が「樹(き)」だから赤青黄が揃ってるってわけ。しょーもないでしょ?」とのこと。本当にしょうもない。 足立の所属している公安能力調査庁の申請なく能力を使用するとテロ判定を喰らうので、自警団や仕事で能力を使う人などの様々な人間が許可書を公安能力調査庁に提出しないといけない。 足立の担当の時は足立のやる気が全くないために申請の許可がそこそこユルい。それ故にちょっとした悪事を働こうとしている人は足立が担当をしている時を狙いに来るのだそう。 公安の同期から「足立はどんな人間か」と聞くと、「戦っている時のナギちゃんが1番活き活きしている…要するに戦闘狂だよ」と呆れているようなトーンで答えてくれた。どうやら申請のユルさは戦いたい欲が抑えられない足立によるマッチポンプだったようだ。