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【存在あるもの皆値有り】 “ムーンショット帝国中佐” ドゥ・デリンジャー

 デリンジャーについて…か。 君、どうしてこの私が知っていると思う? 「俺達友達だっただろう?エカチェリナ・オールダー。」 …フェンリルの牙の湿度を感じないのか? 「銀の翼の加護があるさ。デリンジャーはこの俺のテリトリーで商売してるんだ。調査を入れるのは当然だろう?」 それもそうだな。ギャングは街の大家さんと、君のボスも言っていた。 しかし、デリンジャーについて語れるのは、私の指示で中央合衆国で活動しているということと、君達には直接手出ししないという2点だけだ。 …満足か?ギャング。 「おっと、ボスに殺意を飛ばすなよ。エカチェリナ。あの鬼が動くぞ。」 知っている。第一、君達は一番最後に粛正してやるつもりだ。 「おお、怖いなぁ。」 …なぁ、ロニーク。 「どうした?エカチェリナ。」 君達と私達。戦争したら、どちらが勝つと思う? 「らしくないな。…そりゃもちろん俺達だ。数も、武器も、規模も、ムーンショット帝国とは桁が違う。」 そうか…それだけだ。帰還は狼煙で良いか? 「あぁ。また会う日まで。エカチェリナ。」 …そうだな。ロニーク。 帝兵証 階級 中佐 兵名 デリンジャー 名前 “非公開” 所属 帝国諜報部 個人スキル 有 《万象等価》 実体、非実体問わず、何でも値付けして買い取る能力。他人の能力や複雑な手続きが必要な機密もその場で買い取ることが出来る。 買い取ったものはデリンジャーが所有権を獲得し、どれだけ頑丈に守られていたとしてもデリンジャーの指示した場所にテレポート。そして使用方法や自由意志もデリンジャーに全て明け渡される。 しかし、個人スキルだけは例外で、買い取ったとしても使用権限の共有という形に留まってしまう。 ちなみに、値付けはデリンジャー本人が決めるのではなく、自動的かつ公平にされるため、デリンジャーも頑張って値切りしなくてはならない時がある。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 万象等価の起源は“裏切りの絶望” 込められたメッセージは ―「諸行無常」