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〖不滅の騎士〗クリムゾン

私は騎士団の見習い騎士として採用後すぐに戦を経験する。 戦時中私は油断した隙に敵軍の兵に脇腹を剣で突き刺され重傷を負った。 私を刺した敵軍の兵士がすぐそこに立っており血迷った目で私を見ていた。敵兵が、血に濡れた剣を私の脇腹から引き抜いた。内臓を焼かれるような激痛のあと、どっと溢れ出た血が地面を紅く染める。私はその場に崩れ落ちた。視界が急速に狭まり、狂気に満ちた戦場の音が遠のいていく。目の前に立つ敵兵の、狂気に満ちた歪んだ笑顔が最後に焼き付いた。私の身体は大き完全に動かなくなった。 ――確実な、死。 暗闇のなか、どれほどの時間が経っただろうか。冷たくなっていたはずの心臓が、突如として大きく脈打つ。 「がはっ……!」 猛烈に空気を吸い込み、私は跳ね起きる。反射的に脇腹を押さえたが、痛みが全くない。恐る恐る鎧の隙間を覗き込むと、服は破れ血に染まっているものの、そこにあるはずの深い刺し傷は完全に消えていた。 「なぜ、生きている……?」 呆然とする私を、信じられないものを見る目で凝視する男がいた。先ほど私を刺した、あの敵兵だ。彼は腰を抜かし、震えながら私を指差している。 「化け物……! お前、確かに俺が心臓の横を貫いたはずだ!」 その怯える姿を見て、私は確信した。