「絶対」が象るオーラを食す巨漢のグルメ評論家。 「絶対」などない、と言う人もいるが、彼に言わせれば、「絶対」は間違いなくある。 そこには、自信、執着、信頼などの数多くの感情が染み付いており、複雑で豊かな味が生み出されるのだという。 彼にとってその「絶対」がいかなる努力のもと築かれたのか、どのような背景で構築されたのかは関係ない。 ただ美味いから食べるのだ。