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《罪深キ者ヲ断罪スル者》スラッシュ

「彼」は、知性ある全ての生物に認識されているにも関わらず、「彼」の姿を直接見た者はいない。いや、見て生存した者はいない、と言うべきだろうか?また、「彼」の特徴やその姿、名前は、ただ頭の中で思い浮かべるだけで分かる、しかし、その「技」だけは見ることができないのだ。 「皆は我を『剣技と剣術を極めた者』と呼ぶ、しかし、我は我の剣技と剣術を『極めた』などと思っていない。『極めた』というのは何も知らぬ者が使う言葉だ。我は我自身の可能性と、蒼を信じている。『極めた』と言うことは成長を諦めたことと同じなのだ。だからこそ、我は絶対に『極めた』という言葉を、自分にも、他人にも絶対に使わぬ。」