本名[墓下 弱美] よわみは生まれてからずっと虚弱体質で、あまりにも非力な女子中学生だ。だが虫すら殺せない過剰すぎる優しさの持ち主でもある。 そんなよわみはある日、強すぎる不幸体質のせいで街を荒らす怪獣に殺害されてしまう。 その時、謎の存在がよわみに力を与え蘇生した。 「私は…死ぬの…?」 「こんにちは、よわみちゃん。」 「誰…ですか…?」 「それは今重要な事じゃない…とにかく、君は選択を迫られている。このまま怪獣の足に潰されて死ぬか、この持ち主の全ての力を10倍に高めるステッキを持ち魔法少女として生き返るか…どうする?」 「選択…一つしかないじゃないですか…死にたくないですよ…」 「よく言った👍」 生き返ったよわみは、手に入れた「トゥイークルステッキ」を使い「魔法少女よわみ」へと変身することができるようになった。 しかし… 「魔法少女になったのに…全然強くない…」 そう、よわみは弱すぎて、変身して力が10倍になったところで雑魚のままなのだ。 「なら…私の優しさで…!」 よわみは思い立った。10倍になったのは力だけではない。よわみの優しさも10倍になっているのだ。 よわみは行動を開始した。荒んだ心を持つ人間や怪人、怪獣のメンタルケアをする活動を始めた。彼女のメンタルケアを受けた人々は皆、口々によわみの才能を評価している。 そうしてよわみは、最も弱く、最もやさしい魔法少女として名を馳せた。